まっすぐな散歩道

散歩の途中、長くて真っ直ぐな道を見つけると嬉しい。飛び出してくる車や人を避ける必要のない人気のない道だとなお良い。気をつけることが少ないほどリラックスして歩けるからだ。

しかし最近は人通りがめっきり少なくなったような気がする。

長い道の初めから終わりまでほとんど人とすれ違うことがない。特に小さな子供の遊ぶ姿を見ることはまれだ。

今後、日本は少子高齢化が進み、さらにこの光景に拍車がかかるはずだ。空き家が増え、閑散とした街並みの中を歩くことになることは想像に難くない。

なにはともあれ、歩いていると家々からさまざまな匂い、音や会話が流れてくる。

人の生活を身近に感じることができる。もしくはかつて生活の場があったであろう空間を。

そんなことを感じながら住宅街を歩くのが好きだ。
その道の今を感じながら歩いて行きたい。

仙台駅の新幹線改札口

アーカーシャのうた〈仙台公演〉終演しました

2021年3月7日、一夜だけの『アーカーシャのうた〈仙台公演〉』が終了しました。

ご来場下さいました観客の皆様、出演者、制作、衣装、舞台、照明スタッフを始めとして、数多の時間と思いをついやし、表からは見えない仕事を受け持ってくださった皆様、誠に有難う御座いました。

撮影 富田真人

美しいもの、その瞬間、を、ほんの少しでも作り出すことができたらなら、自分でも世界に何かを寄与できたことになるのではないだろうか。

そんなふうに思ってやってきたが、しかしそれは大きな勘違いだった。ほとんど他者に助けられて今ここにいるだけなんだと思う。

この度も素晴らしく美しいものをたくさん体験させて頂きました。本当に有難う御座いました。

記憶の中に生きる

閉店のお知らせや、長いこと空き店舗となっている建物が目立つ。

コロナ渦中であるから尚更だ。

四十年、五十年と続いてきた店舗が閉まる時、自分が万物流転の世にあることを思い知る。

「この世のすべてのものは常に変化し続ける」

その言葉は私に安堵と寂寞を感じさせる。

万物流転が真理であるが故に私たちは老いを受け入れることができる。しかしまたそれを受け入れ難くも感じるのは思い出というものがあるからだ。

思い出とは経験、記憶。個人の歴史。それを切り捨てることは難しい。

老人は思い出の中に生きるという。良い思い出はそれほど大切なものであるらしい。

何が良い思い出となって将来自分の糧になるのか、それはまだわからない。

きっと自分でも思いも寄らない些細なことであるような気がする。

階段落ち

雨の日、駅の階段を降りていて、階段落ちをするスタントマンのメンタルが気になった。どのような意識で本番を迎えるのか。

メンタル以前に技術も大変なものだろう。何十段もある階段を転げ落ちるのに鼻をどうやって守るのか?痛くないように落ちる技術があるのか、痛みに耐える技術があるのか、それとも傷を直す技術が高いのだろうか。

さらに一流のスタントマンになるまでにどのような経験をするのか、キャリアを積む上でどのような段階を踏んでいくのか。

たった数段でも転げ落ちろと言われたら滝に飛び込むほどに恐ろしい。

自分の想像も及ばない人生がある。

癒しの時間

寝ている間の体がどうなっているのか。

不思議に思うことがある。

夢遊病とかの話ではなく、

時々、朝方に具合が悪くて目覚めることがある。

例えば、胃が痛いとか、頭が痛いとか。

ふと目覚めた時に、

あ、「これは今日は具合が悪いな」と思うのである。

その時に時計を見ると六時。

ふたたび気を失うように眠る。

そして次に目覚めた時には、気分も体調も最高だったりする。

それが、時計を見ると六時五分だったりするのである。

どう考えても五分の体感時間ではない。

ぐっすり三時間くらい眠ったような感覚なのである。

そんな時に思い出すのは蝶のことだ。

蝶がさなぎになる時、イモムシの体はさなぎの内側で一度どろどろに溶解するらしい。

ぐっすり眠っている五分間に、

私の内部も同様に溶解し、

カオスの状態から再構成されているような気がしている。

そんな風に想像しなければ説明できないような五分間なのである。

明日はうれしいひな祭り

たそがれ

最近の夕焼け時の散歩から。

稽古場へ向かうとき、帰るとき、うまい具合に散歩を組み込んでウォーミングアップとクールダウン。

大体夕方になる。

時期に暗くなる前のわずかな時間。

光に魅了される。

一人の時間。いろいろな風景に出会う。

季節の変化と、一日のなかの日の移り変わりは最大のエンターテイナーだ。

花粉症対策

毎年1月半ばから、早い時は12月から花粉症の症状が出始める。2020年はコロナ禍に始まりほぼ年間を通してマスクをしていたので、例年より遅く、顕著な症状が出初めたのが2月15日あたり。

目の症状

症状がひどくなると瞼の裏側が炎症を起こし、コンタクトレンズが入れられなくなるが、今年は人にすすめられた目薬でしのげている。

防腐剤無添加の一回使い切りタイプ目薬

ユーファラジア(アイブライト)、カレンデュラ、シリカ等が入っていこちらは、特に対アレルギー症状用ではないのだが、けっこう痒みがおさまる。防腐剤無添加なので、ソフトコンタクトレンズ装用時にも使える。 → Boiron, Optique 1 

こちらはエイピスが入っているのでアレルギー症状用。こちらの方が痒みがすぐおさまるが、私はBoironでも効く。こちらも保存料無添加なのでコンタクトレンズ装用時にも使用している。 → Similasan, アレルギーアイリリーフ

こちらも防腐剤無添加。1週間使い切りタイプ。普段パソコン仕事のお供ですが、花粉症シーズンにもあると心強い。 → ロートソフトワン点眼液

ロートソフトワン点眼液は最寄りのダイエーのドラッグコーナー等で手軽に入手できるが、Boiron、Similasan製品はアイハーブであらかじめ購入しておかなければ使いたい時にすぐ買えないのが難点。

あとはお風呂やシャワーで洗い流す!

その時もお気に入りの石油由来でない自然なせっけんを使うと気持ちもリラックスできて良いです。

さらに、花粉で目のまわりや顔全体が痒いときに、レスキュークリームを使います。
顔全体に塗り込むと少し暖かくなって痒みがボワーっと消えていく。人によってはしみると感じるかもしれないです。

どれも人が良いと薦めてくれたもの。使ってみたら本当に良かったのでありがたい。

今年は花粉症シーズンでも毎日マイブームの散歩をあきらめたくないので市販のアレルギー用錠剤も取り入れてみています。

花粉症の季節を乗り切りたいですね!