アホの自覚がある者は「インヒアレント・ヴァイス」を見よ!

若い頃、とんでもなくアホだった自覚がある人は、PTAの映画を見て涙が止まらなくなる恐れがある。

もちろん私は自覚がある。

全シーンの光や匂いすら感じ、全コマで泣き続けられる自信があるほどだ。


「我こそは」という人は問答無用で見てほしい。

「もっとパンケーク!」と叫んでいるジョシュ・ブローリン。

最近ではパク・チャヌク監督の『オールド・ボーイ』のハリウッドリメイク版での汚れ役っぷりが印象的だったが、本作でも複雑な人間の深みを出していて良かった。

寝ても覚めてもホアキン

「なんとも言えない感情」「言葉にならない情感」

いわゆる「エモい」感情を無表情の中に表現できるホアキン・フェニックス。

リン・ラムジー監督の『ビューティフル・デイ』もそんなホアキンの演技が素晴らしく、折に触れて見たくなる映画です。しかも音楽がジョニー・グリーンウッド。

もう戻ってこない昔の彼女が主人公の生きる原動力となっているという点において本作と共通している、ディヴィッド・ゴードンの『二流小説家』。

これも映画化されるならぜひホアキン・フェニックスにやってほしい。

と思っていたらすでに、上川隆也主演で映画化されていたことにビックリ!

山道で見つけたすごい物

八王子市に引っ越したばかりでとにかく自転車で走り回っていた時のこと。

初めて通る道や景色が新鮮で、何を見ても興味深い。
そんな中、ちょっとした山道で道に迷った。

起伏の激しい都道166号を上がり下がりしていると、
空中(と言っていいほど上の方)に、とにかく豪華な建築物を発見した。

細い車道を走りながらも興奮を禁じ得ない。

国連?もしくはそれ準ずる国際的な施設、もしくは一般公開されていない御所?

帰宅後Google マップで早速検索すると、

私は牧口記念会館というものを見つけたのであった。

救済の星 地球へ

オイリュトミーの発表会を見に八王子いちょうホールへ。

オイリュトミー集中コース発表会
救済の星 地球へ 遥かなる宇宙進化の道

笠井叡先生のもとで共にオイリュトミーを学んだ数名のオイリュトミストも参加しており楽しみにしていた公演。

シュタイナーの宇宙進化論から、憧れと供儀についてのイマジネーションに富んだ言葉が紡がれる。

どの作品も素晴らしかった!

12人のオイリュトミストたちは、動きのクセや自我の押しつけがなく、その上でそれぞれの個性が際立ち、静かに広がる慈愛の波がこちらに届いてくる。

一つの舞台でこのような調和を作り出すのは至難のわざであり、稽古はさぞ大変なものであっただろうと想像できる。

また、他者に対する思いやりがなければこのような調和の空気は生まれない。

自分のできない、目指すところでもある。

こうもりクラブの夏休み

打ち合わせで集まったこうもりクラブですが、yasueの提案で浦山散歩に出かけました。水色のコースをゴー!

どっちに行こうかな

休憩の一コマ。起伏のある山道を歩くのは足首が柔らかくなって良いです。

何があったのか

豪快なカッペリーニをいただく(yasueめし)

藤野産の絶品ビールです

散歩のあとは昼寝。
こんな夏です。

火山のめぐみ~浄蓮の滝

天城越え、浄蓮の滝コースで南伊豆へ。

滝の右側に柱状節理とが見える。柱状節理とはマグマや溶岩が冷え固まる時に体積が縮むためにできるもの。

伊豆半島は二つの海洋プレートの接点にあるため、1000万年前から海底火山の活動により姿を変えてきた。

たび重なる海底火山の噴火により約100万年前には徐々に陸地が形成される。

その後、火山は主に陸上で噴火するようになり、さらに陸地が厚みを増す。その流れの中で、約1万7000年前に天城山、鉢窪山等ができた。

浄蓮の滝は、この1万7000年前の溶岩流によってできた平地の端を流れ落ちている。

そして今、私たちがその景観を享受していると考えると壮大な地球のめぐみを感じる。

水の化身 わさび

噴火のエネルギーが時を経て静かな沢になる。溶岩の小さな穴が自然の触媒となるため豊富な地下水が湧き起こる。それを利用してわさびが栽培されている。

わさび田 小道を挟んだ流れでは釣竿の貸し出しがあり、魚釣りができます。
ベストスポットからの眺め
パロディTシャツとタモリさん

アートにエールを!東京プロジェクト

アートにエールを!東京プロジェクトに、こうもりクラブとして参加しました。
私は撮影と編集を担当しています。

三びきのやぎのがらがらどんキュビズム

ポピュラーな北欧神話をダンスと朗読、人形で表現する、人形劇とオイリュトミー芸術のミクスチャー作品。
社会問題や教育に関心を寄せて活動を続けるオイリュトミスト集団《こうもりクラブ》がシュタイナー教育の考えに基づいた人形劇とコラボレーション。
オイリュトミーとはドイツ・オーストリアの思想家ルドルフ・シュタイナーが提唱した身体芸術の一体系。
スマート農業、人体生理とテクノロジー、デジタル社会における経済、エネルギー問題など、今日の課題に大きな示唆を与えうる〈オイリュトミー〉のエッセンスを“人形劇”という様式に集約し、エンターテインメイト作品「三匹のやぎとがらがらどんキュビズム」として提示しようという試み。

https://cheerforart.jp/detail/1898

Ex deo nascimur.
エクス デオ ナスキムール 
「神から生まれる」

In Christo morimur.
イン クリスト モリムール 
「キリストにおいて死ぬ」

Per spiritum sanctum reviviscimus.
ペール スピリトゥス サンクトゥム レヴィヴィスキムス 
「聖霊によって甦る」

「三びきのがらがらどんキュビズム」では、小やぎ、中やぎ、大やぎの、存在の三段階に、この三つの意味を当てはめ、地獄のような現界において輪廻転生を繰り返しながら、人間として高みを目指していく決意を込めました。

映像作品を見ただけでは意味不明に見える部分ですが、連日匿名の誹謗中傷により人が亡くなる事件のニュースをうけ、この言葉を今、自分に呪術的に刻印したいという気持ちが強まりこの言葉を挿入しました。

水族館で餌やりを見た

下田海中水族館です。

見学時、ちょうど飼育員さんが餌をやるところに出くわしました。
まず、大きな魚から順々に小さな魚へと餌をやって行く。

毎日、こんなすごい光景が繰り返されていることに驚く。

みなさん、良い夏休みを!!