交差点で、デルタ9てやつはメガネのちっちゃいやつで、一人は逃げて〜、という会話が聞こえてきて、
あー、舐達磨というおもしろい名前を持ったラップのグループは幻でなく本当に存在するんだな、とぼんやり思った。
私はその音楽を聴いたことがないが、
誰かの魂を救うような音楽はいつの時代も生まれてくる。
人間は、言葉や、音や、旋律の組み合わせで涙が出たりする。それは本当に神秘的なことだ。
そのことを分析して説明することができたとしても、
素晴らしい曲は次から次へと降ってくる。
交差点で、デルタ9てやつはメガネのちっちゃいやつで、一人は逃げて〜、という会話が聞こえてきて、
あー、舐達磨というおもしろい名前を持ったラップのグループは幻でなく本当に存在するんだな、とぼんやり思った。
私はその音楽を聴いたことがないが、
誰かの魂を救うような音楽はいつの時代も生まれてくる。
人間は、言葉や、音や、旋律の組み合わせで涙が出たりする。それは本当に神秘的なことだ。
そのことを分析して説明することができたとしても、
素晴らしい曲は次から次へと降ってくる。
幸福に泥を投げつけるムシェット、頬を張られて黙って泣いているムシェット、カフェオレの入れ方がものすごく適当なムシェット、机の下に隠れるムシェット、クロワッサンを投げ捨てるムシェット、酒をらっぱのみしても酔えないムシェット…
ロックンロールの定義は人の数だけあると言うが、私にとっては彼女のすべてがロックンロールだ。
スパイスカレー作りにはまっています。
手前の緑のさやと黒い中身のものは、香りの王様と言われているホールのカルダモン。
レイモンド・チャンドラーの『さらば愛しき女よ』(ハヤカワ文庫)で、主人公の探偵フィリップ・マーロウが、悪徳警察署長と互いの腹の内を探り合うスリリングな会話のシーンで、お酒と共にカルダモンが登場します。
“私たちは飲んだ。彼はしょうずく
の実をいくつか割り、私たちはお互いの眼を見つめながら、黙ってその実を噛んだ。“
この「しょうずく」というのがカルダモンのことです。
8世紀頃にバイキングたちがトルコからこの実を欧米に運んだのだそうです。
お酒や食事の匂いを消すために食後にこの実を噛む習慣もあるらしく、『さらば愛しき女よ』の中では、酒のつまみというよりも匂い消しとして使われているのですね。
だって場面は昼下がりの警察署長室ですから!
カレーを作るときは電動式のブレンダーでガーッとやるのですが、こないだ少量をすりつぶしてみたら電動に比べてものすごく良い香り。
電動ブレンダーは便利だけれど、時にはゆっくり香りを立たせてみたいものです。
やはりすりこぎとすり鉢が欲しくなって来ました。