状況と変化とが絡み合う日常。その中で紡がれるもの。

年を重ねてきて段々と体が変わっていくことを感じることが多くなってきた。

肉体的にきつくなってきたことも多い。

状況も変わっていく。

しかしメンタルの部分ではクリアになってきたこともある。この傾向は加速し、やがて深化していく予感。

というか、希望であり、熱望する、というような。そうならなければならない、というような。

それはやはり予感、という言葉が近い。

衰えていく部分と、有り体に言ってみれば「自分らしさ」としかいいようのないある種の強度が拮抗している。

そんな中で相変わらず稽古を続けている。

明日のうぶすな Experiment 仙台フォーラス公演

今月22日、23日に、仙台フォーラスというファッションビルで行われる公演に出演します。

こちらWORLD’END UNDERGROUND というグループが企画した「明日のうぶすな」プロジェクトの中の一環。

WORLD’S END UNDERGROUND 2023→2024
明日のうぶすな Experiment
https://weu.mystrikingly.com/blog/2023sendai


日 程|2024年2月22日(木)19:00
           2月23日(金・祝)14:00/19:00

会 場|仙台フォーラス5階

構成・演出・振付
鯨井謙太郒

共同演出
定方まこと

出演
野口泉
定方まこと
鯨井謙太郒


APE TOPE

会 場 | 仙台フォーラス 5階

Access
〒980-8546 宮城県仙台市青葉区一番町 3-11-15
・JR/仙台駅より徒歩15分
・地下鉄南北線広瀬通駅西4出口より徒歩1分、地下鉄東西線青葉通一番町駅より徒歩4分

仙台市内にはかつて「四ツ谷用水」という用水路がありました

今は暗渠となっている水路が日常生活の足元に埋まっています。

歴史の要請により覆い隠されたもの全体を象徴するような水路。普段は見えない水路が地下に広がっている光景は、人間の深層意識の不可思議さにもつながっていると思います。

そのようなものが水の流れであること。水の流れは干からびても、そこに人々の意識が注がれればいつでも蘇るものではないでしょうか。水は生命の象徴でもあります。

「伊達政宗の命で作られた用水路で、本流が広瀬川から梅田川に通じ、3本の支流と多くの枝流がありました。城下町をくまなく流れ、当時は防火用水、散水、洗濯用水などの生活用水や水車動力などの産業用水として用いられました。明治以降、上下水道の整備により生活用水としての利用は減少し、次第に暗渠化が進みました。特に昭和以降には、車社会の到来で水路にフタがされることにより、地上から姿を消す部分が多くなりました。
現在の四ツ谷用水は、本流が宮城県の工業用水道(暗渠)として使用されているだけで、その他の支流は暗渠化されているか埋められています。遺構としては、洗い場跡(八幡2丁目)、旧隧道跡(八幡6丁目:文殊堂入口脇に隧道への作業口が見られる)等があります。」  
                  

仙台市ホームページより

ぜひ公演に足を足をお運びくださいませ。

WORLD’S END UNDERGROUND 2023→2024
明日のうぶすな Experiment
https://weu.mystrikingly.com/blog/2023sendai

夢日記 寝不足に 20240208

特に今朝は思い出せる夢なし。
昨晩は布団に入ってからこまごまとしたことを考え無駄に寝不足に。

「宇宙は集合無意識によって進んでいくから考えてもどうにもならない。ただ目の前のことを一生懸命やること。そうすると“生活が祈りになる”」
                   山田孝男

2017年4月25日の、ノートの写しがきより

山田孝男さんは瞑想家。

夢日記 音楽家 矢が降る 20240207

寝たきりで意識のない著名な音楽家の病室にいる。

その音楽家は男。その音楽家の奥さんもいる。

奥さんと一緒に、眠っている音楽家の半身をベッドの上に起こして座らせ、音楽家が目覚めるようにと、音楽家の好きな音楽をかけている。

海が一望できる丘の上の芝生に腹ばいになっている。海上では自衛隊のような軍隊が訓練をしている。

私の背後の芝生はグラウンドになっており、サッカーをしている人たちがいる。

自衛隊のような人たちが矢を放ってくるが、サッカーをしている人達には当たらない。

全体的な雰囲気は長閑。

夢日記 雪合戦 20240206

今朝の夢は午前中に消えた。

昼はクレーシュすみれへ。国立大学通り、ぬかるんで歩きづらくも久しぶりの雪道を堪能。

幼稚園では子どもたちと雪合戦。雪の手触り。手の冷たさ。雪だるま。にじみ絵で使っている絵の具を溶いて外遊び用の器に雪を盛り、かき氷。

午後、新しい作品の稽古を始める、その準備の稽古をする。感によって、方法を選んで痛みをほぐす。

ほぐし始めると体の不調は滞りが原因だとわかる。ほぐし始めないと固いことすらわからない。

夢日記 伝統工芸 20240205

伝統工芸のチームにいる。つなぎのような服を着て作業している夢。

週末、長野県の上諏訪に滞在してました。Rebuilding Center (略してリビセン)という、本当に古そうな、家具や雑貨をおいている店に行きました。

その他にも、まちなかに古道具や、家具を売っている店を見かけました。また松本駅前のアルピコセンターのブック・オフでも、蔵から出してきたような什器が床一面に並ばられてました。

街を歩いていると、まだまだ眠っている古いものがありそうに感じました。戦争で焼けなかったものが沢山ある土地なのかもしれません。

夢日記 20240204

俳優として連続テレビドラマに出演しているが、7話からアシスタントディレクターとディレクターを兼ねる。という内容。

今話題になっている漫画家・芦原妃名子さんの事件が影響していると思う。

夢日記 20240203

君が胸につけし花のつぼみほころびて

時来たりとその花取りて想い告げん

男性である自分が、少し遠いところにいる女性を見ている。その女性が胸に白っぽい花を付けているのが見える。

その花がほころんでいるのに気づく。

なにか嬉しい気持ちになり、女性に近づいてその花を手に取り、告白する。

さて、今日は節分。豆まきをしよう。自分の中の鬼も外に出ていくように。

青春18きっぷ

旅は好きだが旅の計画がなんとも面倒である。

往々にして行き当たりばったりになる。

とはいえ、ただ鈍行列車に乗って、車窓の町々の生活を感じ、匂いを想像する、

それが醍醐味だと思っている。

そんなわけで、青春18きっぷ というものはなかなか趣向に合っているのである。

庭仕事

幼稚園では子どもたちの外遊びの時間、先生たちは庭仕事をします。

別の言い方で言うと庭仕事する姿を見せています。

子どもはなんでも模倣するので、とにかく大人のする全ての仕事は見られているという前提でやってます。

言動とか姿勢とか気をつけてもボロが出るので気が抜けません。

シュタイナー教育に興味を持った理由

 2023年は、12月2日から4週間の待降節(アドヴェント)に入ります。私も夕方からイベントです。モミの木で作った螺旋の道を行って戻って来るもの。途中でその道の何処かにロウソクの火を置きます。

イベントというか儀式性の高い行為で、らせんを行って戻ると強烈に死と再生の力を感じるので、やはり図形の呪術性凄いと感じます。もちろんセットとセッティング大切です。自分はシュタイナー系の幼稚園で毎年参加させてもらってますが、先生たちは準備大変です。でもやる意義がすごくあると思います。

 自分もそこで7年くらい先生として働かせてもらってますが、本当に得難い経験をさせてもらったと思います。

最初はシュタイナー幼稚園の先生として、季節の歌や踊りが自分の中から自然に出てくるまで10年頑張ろうと思っていました。奇しくも来年閉園することになりましたが、でも自分に必要な期間だけ働かせてもらえたんだと思います。

 

 シュタイナー幼児教育に興味を持ったのは、周囲に赤ちゃんがたくさん産まれた時期があって、その時、自分は結構子供への接し方がわかってないな、という自覚があったためです。

 自分が子供に何かを教えたり、有益なことがしてあげられるとは全く思ってなくて、せめて子供にトラウマを与えない、芽を摘まない言動を学びたい、という、どちらかというと消極的な動機からでした。

同じようなことを考えている人は、書店で手に取れるシュタイナー教育系の書籍を読んでみるのもいいかもしれません。私がいろいろ読んでみて良かったのは『霊学の観点からの子どもの教育』です。興味ある方はぜひ読んでみてほしいです。

 比較的短いテキストですが、シュタイナーの本を初めて読む人にはとっつきにくい部分もあるかと思います。初めから読み通そうとすると挫折するおそれがあるので「模倣と手本」とかの興味が持てる箇所から読むのがいいと思います。『シュタイナーコレクション 1  子どもの教育』(筑摩書房)の中に入ってます。

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「うずのしゅげ」 終演しました

2023年11月18日〜19日、こうもりクラブ文化祭 オイリュトミー公演「うずのしゅげ」  ご覧くださった皆様、どうもありがとうございました。

こうもりクラブが2017年に発足してから多くの公演を行ってきましたが、今回初めてと言っていいほど「こうもりクラブ」らしい公演ができた気がします。

次回、いつ公演ができるかわかりませんがどうぞ応援宜しくお願いいたします。

鯨井謙太郒オイリュトミーパフォーマンス『ドラゴンと人』へ出演しました

5月21日、 鯨井謙太郒オイリュトミーパフォーマンス『ドラゴンと人』に出演させていただきました。パートナーである鯨井謙太郒が講師を務める松本オイリュトミークラスの発表とカップリングされた催しです。 

写真|矢萩篤史

写真|矢萩篤史

写真|矢萩篤史

会場である、長野県松本市のヴィオ・パーク劇場は2008年に鯨井謙太郒作「鉱物悲譚」への出演以来、実に15年ぶりの再訪となりました。

2008年当時の公演を見てくださっている方がご来場くださりお声をかけてもらえたのがとても嬉しかったです。

友人の娘さんがご自宅の庭に咲いている花を積んできてくださいました。(帰宅してからも数週間元気でした)

そしてとても美味しいリンゴジュースまで!

ヴィオ・パーク劇場を切り盛りしていらっしゃるヒコさんとの再会も。

前回の訪問時はヒコさんの娘さんや本木幸治さんに宿まで車で送っていただいた記憶が蘇ります。(運転していると木枯らしをたぬきと見間違う話など…)

長い時が経ったとは半ば信じがたいほどのゆったりとした時間が流れるヴィオ・パーク劇場なのでした。

中学生クラスの指導風景

翌日は松本市内を観光して帰宅の途につきました。

また松本を訪れる日を楽しみにしています。

今年もありがとうございました2022

匠の調整風景

お気に入りのアパート群

中野。「味王」に通った思い出。

クルっと巻き上がっているところが「ぷんっ」と跳ね上がる瞬間を見た。種。

お土産でいただいたビールです

今年は夏以降、ほとんど家に居られなくて、サブスクリプション契約を全て破棄し映画を観ていなかったのですが、年末になってやっと色々見たりできている。

『西部戦線異状なし』(エドワード・ベルガー 2022年度版)
『マトリックス・レザレクションズ』
『仁義なき戦い』
『仁義なき戦い 広島死闘篇』
『仁義なき戦い 代理戦争』
『仁義なき戦い 頂上作戦』
『仁義なき戦い 完結篇』
『ボーイズ・オン・ザ・フット』
『秋刀魚の味』
『孤狼の血』
『楽園の夜』
『コンフィデンシャル/共助』
『犯罪都市』
『失くした体』

悪い奴がたくさん出てくるれば来るほど映画はおもしろいものだ。人間はどこまで悪になれるのかという問題。


『楽園の夜』済州島の風景が印象に残る。いつか行ってみたい。水刺身という料理も気になった。
『仁義なき戦い』シリーズは戦後の日本の風景が写っているのが貴重だ。たった77年前の風景とは思えない。
『秋刀魚の味』もはや笠智衆に親近感を感じる年齢に。
『犯罪都市』ソウルの裏通りがたくさん見られる!!
『失くした体』フランスのアニメーションで非常におもしろかった。意外に哲学的な内容でえぐられた。生きていくしかない。

他には、東京都写真美術館に井上春生監督の『眩暈 Vertigo』を見に行き大いに励まされた。この作品は井上監督がタイトルを何にしようと考えているときに飲みの席でご一緒していたこともあり、完成した作品を見ることができて勝手に感慨深い思いを抱いた。

三鷹scoolにジョンのサン「予定の服」を見に。最初のコントの中で最初の曲が始まった時にいたく感動する。音楽のハーモニー以上に素晴らしい瞬間ってこの世にあるのか。

メタセコイアの化石をめぐるツアーに参加しました

上総層群寺田層

 メタセコイアの樹液の化石である琥珀を探すというツアーに参加しました。

首都圏の地下には上総層群と呼ばれる層が3,000メートルの厚さで存在しているそう。その中でも多摩丘陵西部の地層の細かく分類された一部が寺田層。

弦巻橋より浅川を望む。約200~250万年前の地層が川の侵食などによって表出。

 メタとは「後の」「違った」などの意味。メタセコイアは「生きている化石」と言われるスギの一種で、その樹液の化石が琥珀になる。今回はその琥珀を探してみるツアーです。

晴れた日のJR西八王子駅のメタセコイア

メタセコイア化石林に到着。炭状になった200万年前の樹木を見る。白い地面に黒い炭の塊がそこかしこにあり。200万年前には象もいたらしい。



 200万年前の松ぼっくりと駅前にも生えていた木の現在の松ぼっくりを比較。時という形のないものが具現化される。

化石は完全に石になる前の状態とのことですが、これは石になっているようにみえる。果てしない時が流れた。

人間の頭くらいの大きさの穴は象の足跡だそう。先生に示してもらわないと、ただの穴にしか見えない。先生の目には違う世界が見えている。

「200万年後に誰かが見つけなければそのものはただそこにあるだけで誰にも気づかれない。誰かが価値を見出さなければ、ただの風景。そういうものに気づいてもらいたい。」と、案内してくれた化石の先生は言っておられました。慧眼。

 琥珀(アンバー)を発見。メタセコイアの樹液です。若い化石、樹脂が半化石化したものををコーパルと言うそうです。

これも普通に地面を見ているだけだと分からないのですが、先生持参のブラックライトで照らすと青く光ります。

先生が磨いたものがこちら

 何気なく散歩をしていたところに数百万年前の軌跡があることに驚きました。そして、それを見つける研究者の目が沢山ある、ということにも。

冬の初めの空気の中に揺れるススキ

 興味を持ってみれば世界は未知に溢れている。何事に関しても視野を広く持ちたいものです。

アドヴェントガーデン 時の流れを感じたく…


12月25日から逆算して4週目の日曜日から、クリスマスまでの4週間。4本の蝋燭を準備して毎週一本づつ灯す。

冬至へと向かう、一年のうちで最も闇が濃い時期に行うリバースの儀式。それがアドヴェント(待降節)ガーデンです。闇を光に転換するわけです。

私の勤めているシュタイナー系の幼稚園でも毎年行われます。

もみの木の枝で作った渦巻き状の道を子供達がりんごろうそくを持って厳かに進み、渦の中央にある親ろうそくから光を分けて暗い道に灯していきます。

渦巻きを行って戻るという行為に象徴された死と再生の時間。

先生たちは蜜蝋のろうそくを作り、りんごを磨き、もみの木をどこからか切り出してきます。

大変な苦労だと思いますが、そうして行事が行われていくプロセスが、今は失われつつあり、それ自体が貴重な体験だなーと思います。

にわの様子
鉱物、植物、動物(ろうそくの蜜蝋)のそれぞれを飾る

【終演】「World’s End Underground/即狂空間」〈仙台公演〉

余裕がなくて全く書けなかったのですが、CORVUS新作公演「World’s End Underground/即狂空間」〈仙台公演〉が無事、終演しました。お越しくださいました皆様どうもありがとうございました。

撮影 : 佐々瞬

沢山の差し入れを有難う御座いました。

この仙台公演は、こちらのリンクhttps://lit.link/WEUを見ていただくと分かるのですが、さまざまな催しの中の一つになっています。一つ公演を行う、というよりは新たなムーヴメントとして受け取ってほしいとの、CORVUSの思いがあるようです。

CORVUS【コルヴス】とは鯨井謙太郒と定方まことによる2010年に結成されたユニットです。今回の「World’s End Underground/即狂空間」をもって創造的解体となるとのことです。

東京公演も御座います。皆様どうぞお越しください。

〈東京公演〉

2022年12月13日(火)〜18日(日) 

中野テルプシコール

出演  鯨井謙太郒|酒井直之*12/15,16は休演|定方まこと|野口泉

ピアノ 上田早智子*12/15,16のみ
 

12月13日(火)19:30 + 川村美紀子

12月14日(水)19:30 + 工藤丈輝

12月15日(木)19:30 + TOJU

12月16日(金)19:30 + TOJU

12月17日(土)15:00 + 川村美紀子

12月18日(日)15:00 + 工藤丈輝

【STAFF】

〈映像〉 

原像 TOJU

写真撮影 高木由利子

編集 篠原敏蔵

映像コーディネーター 富田真人(仙台)

映像オペレーション 佐々瞬(仙台) 岸本智也(東京)

〈衣裳〉 

KMRii 富永美夏

〈ドラマトゥルク〉

 ハラサオリ

〈舞台監督〉 

高橋克也〈舞台監督工房〉(仙台/ 東京)

〈照明〉 

吉田一弥(仙台) 岩村原太(東京)

〈音響〉

 本儀拓(仙台) 篠原敏蔵(東京)


 

【料金】 

一般前売4,000円 

一般当日4,500円

 U-25(前売/当日)3,000円

高校生以下(前売/当日)2,000円
 

ご予約 カンフェティ http://confetti-web.com/weu-tokyo/ 
 

お問い合わせ worlds.end.underground@gmail.com


「眼の人」公演終演しました

昨日、こうもりクラブ新作オイリュトミー公演「眼の人」終演しました。

足をお運びくださった皆様、誠に有難う御座いました。

「眼の人」公演はこうもりクラブの三上周子が企画から構成演出を行いました。2017年のこうもりクラブ発足から今作で5作目となります。

最初の4作は私のイメージを作品にしてきましたが、今回は全く新しい視点から一つの公演を作り上げてみたいという思いがありました。

私の創作方法は直感的で行き当たりばったりですが、三上さんは全く違うタイプです。着実に作品のイメージを形にしていったという印象があります。

ご覧になった方の眼にはどんなふうに映ったのでしょうか。

初ソウル所感

高級車しか走っていない。軽自動車は一台も見なかった。

人々のおしゃべりが盛ん。明洞の隣の会賢駅近くはオフィス街なのか、昼休みのカフェは市場の競り並の喧噪。1時になると同時に静寂が訪れる。

服装が小綺麗。高級車が多いことにも関係しているかと思うが ”人は見た目が全て” という処世観に強く支配されているような印象を受けた。礼儀正しさの表現なのかもしれないが、、、。

自分たちがイケていることが社会の中で大きな事である、という印象を受けた。とにかくみんな小綺麗で、男性は主としてヒゲがなく小ざっぱりしている。清廉潔白で堂々とした態度。あからさまに悪そうな人は探しても見つからない。

男女とも服が無地。柄物はストライプ柄すらほぼ無し。形もシンプルながら細部にこだわりがある系。日本人の韓国文化ファンの人の服装の源流はこれなのかー。

カップルが焼肉を食べさせ合う等、自らの熱々振りを示すジェスチャー、またそれを自撮りする光景をよく見た。夜間の南山タワーの自撮り棒を使った撮影などは壮観。

英語の発音がかなり違う。フォトゾーンはポトジョンというように。「マスクをして」と言われているのがしばらく分からなかった。”メク”というように”“のイントネーションが強調される。

ハングルが多少読めても単語力がないとあんまり意味がない。

チキン料理を頼むと一羽分出てくる。タッカンマリ、フライドチキンなど、すべての部位を味わえるので、生き物を頂いている、という感覚が自然と生まれる。

食事は野菜と肉がメインで概ね筋肉増強に良さそう。

コーヒーはアメリカンが主流。日本におけるブレンドコーヒーの如く、アメリカンとはいえ充分濃くて美味しい。

一番の衝撃は、皆さん楽しそうなこと。

お喋りがとにかく盛ん。深夜も道端で年配の人たちがストレッチをしながらお喋りしていたり。

また、カップルの、自らを理想に近づけて素敵に見せる執念にも、自分を客観的に社会の中で位置付けるドライな姿勢を感じた。

健康的で楽しそうな反面、ストレスも多そうな社会であるような印象を受けた。

バスに乗っている時、狭い路地で反対車線のバスとすれ違いざまに運転手さんがコーヒーを受け渡すのを見た。勢いよく挨拶を交わし、コーヒーを上手く受け渡すゲームをやっているようで微笑ましかった。

ソウル路から旧ソウル駅舎を眺める
ダンキンドーナッツの店舗がたくさんありました

野口泉参加公演

WORLD’S END UNDERGROUND
https://lit.link/WEU
SENDAI/TOKYO 2022.10.22~12.20

#カタルカイ 「世界の終わりに生まれるアンダーグラウンドとは?」
10.22 (土)〈仙台〉even/TURN ANOTHER ROUND

#ツクルカイ ハラサオリ× CORVUS 「表現以前」
11.8(火)〈都内某所*完全非公開〉

#フレルカイ CORVUS新作公演 「World’s End Underground/即狂空間」
11.22(火)11.23(水・祝)〈仙台〉エル・パーク仙台スタジオホール

12.13(火)~ 12.18(日)〈東京〉中野テルプシコール

ローマ公演 2022年10月
MAXXI ローマ国立21世紀美術館「Daido Moriyama con Shomei Tomatsu TOKYO REVISITED」展

「The Heretic Body」にて世界初演 【WORLD’S END UNDERGROUND】

主催・企画 CORVUS
共同企画 呉宮百合香
制作 コルヴスオフィス 瀧本麻璃英
制作協力 月のピトゥリ〈仙台公演〉
広報 西原栄
助成 (公財)仙台市市民文化事業団

______________________________________________

こうもりクラブ 新作オイリュトミー公演「眼の人」Me no Hito
2022年11月5日(土)
八王子クリエイトホール
Wär nicht das Auge sonnenhaft, die Sonne könnt es nie erblicken. ――-J.W.v.Goethe
もしも眼が太陽のようでなかったら、太陽を見出すことはできない。――J.W.v.ゲーテ

◉日時 2022年11月5日(土)15:00~/19:00~
※受付開始は開演45分前、開場は開演30分前

◉会場 八王子クリエイトホール
〒192-0082 東京都八王子市東町5番6号
【交通】JR八王子駅北口、および京王八王子駅からいずれも徒歩4分
Google mapを開く

◉前売りチケット料金(全席自由)
一般 3,000円  29歳以下 2,500円 
※当日券は500円プラス
※29歳以下チケットをお求めの方は、当日、証明書をご提示ください

チケット購入  Confetti(カンフェティ)
 
構成・演出  三上周子
舞台監督  呂師
照明  三枝淳
衣裳協力  富永美夏
制作協力  林慶一
映像撮影  たきしまひろよし
スチール撮影  袴田和彦
宣伝美術  鈴木健太

主催  こうもりクラブ
協賛  カフェ・ヒンメル クレーシュすみれ

文化庁「ARTS for the future! 2 」補助対象事業

仙台で撮影

9月18日夕方〜20日にかけて仙台へ滞在。

富田真人監督作品「不在という存在」撮影。

台風が来ているということで定時の指定席より早めの新幹線の自由席に乗った。東京始発のやまびこ、発車2分前に駆け込んだ。混んでいるが座れた。購入したお弁当をゆっくり食べたかったが落ち着かないので断念。

16時位にホテルにチェックインしてセリフを覚える。なかなか入らない。
仙台は台風前のじっとりした空気でものすごく蒸し暑い。すぐに服を脱いでホテルの寝巻きに着替え冷房を最強にした。

夜間、三井ガーデンホテル仙台が揺れている等の情報あり。

宿泊客が全員外に出されているらしい。この状況が自分に降りかかっていたら、と思うと冷や汗が出る。次の日のことを考えると宿泊客はさぞかし休めず不安な思いをしたことだろう。

揺れの原因は免震構造の誤作動とのことだった。

翌日の撮影は台風の影響で強風であったが雨に降られることなく滞りなく進行。主に海辺でのロケ。ひたすら風に耐える。
演技に関しては、自分の能力不足に落ち込んだがとても勉強になった。

撮影後はホテルに戻りシャワーを浴びて砂を落とした後、共演者である上村なおかさんと合流して夕食。

三連休の三日目の月曜日で店があまりやってない。やっと見つけた店で食べたかった牛タン焼きを頼むもものすごく硬い。

でもそんなことすら楽しい食事であった。

翌日の朝早く帰京。東京に近づくにつれ雨足が強まる。台風が直撃している九州方面の安否が危ぶまれる。

午前中には帰宅できたが疲労感が強かったので予定を変更し体を休める1日になった。予定を詰め込みすぎないように気をつけたい。

体調管理と予定の調整は難易度の高いパズルを解くようなものだ。失敗を繰り返しつつあれやこれや予想を立てる。

野口泉参加公演

WORLD’S END UNDERGROUND
https://lit.link/WEU
SENDAI/TOKYO 2022.10.22~12.20

#カタルカイ 「世界の終わりに生まれるアンダーグラウンドとは?」
10.22 (土)〈仙台〉even/TURN ANOTHER ROUND

#ツクルカイ ハラサオリ× CORVUS 「表現以前」
11.8(火)〈都内某所*完全非公開〉

#フレルカイ CORVUS新作公演 「World’s End Underground/即狂空間」
11.22(火)11.23(水・祝)〈仙台〉エル・パーク仙台スタジオホール

12.13(火)~ 12.18(日)〈東京〉中野テルプシコール

ローマ公演 2022年10月
MAXXI ローマ国立21世紀美術館「Daido Moriyama con Shomei Tomatsu TOKYO REVISITED」展

「The Heretic Body」にて世界初演 【WORLD’S END UNDERGROUND】

主催・企画 CORVUS
共同企画 呉宮百合香
制作 コルヴスオフィス 瀧本麻璃英
制作協力 月のピトゥリ〈仙台公演〉
広報 西原栄
助成 (公財)仙台市市民文化事業団

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こうもりクラブ 新作オイリュトミー公演「眼の人」Me no Hito
2022年11月5日(土)
八王子クリエイトホール
Wär nicht das Auge sonnenhaft, die Sonne könnt es nie erblicken. ――-J.W.v.Goethe
もしも眼が太陽のようでなかったら、太陽を見出すことはできない。――J.W.v.ゲーテ

◉日時 2022年11月5日(土)15:00~/19:00~
※受付開始は開演45分前、開場は開演30分前

◉会場 八王子クリエイトホール
〒192-0082 東京都八王子市東町5番6号
【交通】JR八王子駅北口、および京王八王子駅からいずれも徒歩4分
Google mapを開く

◉前売りチケット料金(全席自由)
一般 3,000円  29歳以下 2,500円 
※当日券は500円プラス
※29歳以下チケットをお求めの方は、当日、証明書をご提示ください

チケット購入  Confetti(カンフェティ)
 
構成・演出  三上周子
舞台監督  呂師
照明  三枝淳
衣裳協力  富永美夏
制作協力  林慶一
映像撮影  たきしまひろよし
スチール撮影  袴田和彦
宣伝美術  鈴木健太

主催  こうもりクラブ
協賛  カフェ・ヒンメル クレーシュすみれ

文化庁「ARTS for the future! 2 」補助対象事業

手帳

人からの助言で手のひらサイズの手帳を持ち歩くようになった。

気になったこと、ふと思ったこと、その日の体調など、何でも書いている。

自分だけのタイムラインのようなものである。

文字を書くこと自体に喜びがある。

ボールペンのインクがなくなり、文字が掠れるようになった。

文房具屋さんで芯を変えてもらう。

同じペンで、また書けるようになったことがこんなに嬉しいとは知らなかった。

ここに葉っぱの化石がある

自然とホラー

最近の散歩は街なかより、人気のない川辺を選んでいる。ブツブツ呟いても周りに人がいないと気を使わなくてもいいし気が楽だ。クリーム色に枯れた芝の上や、桜の木の根を避けながら歩くのもアスファルトの上を歩くよりフラクタルな感じがする。ところどころ置いてあるベンチに座って背中を暖めるのもいい。

ここ数日、夜寝る前にメルカリで買い直した楳図かずおの『神の左手悪魔の右手』を読んでいる。数十年前に読んだときはあまりの残酷さに気分が悪くなったが同時に素晴らしい作品であることも感じていた。ものすごいスプラッター描写があるが、本を閉じて眠りに落ちても夢見が悪くない。むしろなんとなくリラックスできるのはなぜだろう。

自然の中には直線が無いが、それはスプラッター描写においても同様だ。血や肉の飛び散るカオスには直線的な要素がない。色味や雰囲気は違うが基本的に自然と内臓は似ている。自然の中を散歩していると自分の体内を歩いているような気分になるのである。

長い散歩

体力づくりのための長い散歩。

私の住んでいる地域は地形が起伏に富んでいる。いわゆる坂道が多いのだが、その景色が気に入っている。

急な坂道の先に人がいた

坂道というのは人を惹きつけるものがある。

高低差が生み出す見晴らしが自己の身体のサイズ感を凌駕するからだろうか。

人がほとんどいないのも好きな点だ。

「団地」と名のつく集合住宅群。こちらの建物も内部がどうなっているのか気になる。

散歩は自分の現在位置を変化させていく行為である。


自分がどこにいるかを把握するためにはとにかく行動してみることだ。

コロナになってからの飲酒事情

コロナの自粛が始まった2020年3月あたりから、ほとんどお酒を飲まなくなった。

【理由】

・お店に行ってお酒を飲むという雰囲気じゃなくなってしまったこと

・緊急事態宣言、まん防等で飲食店がやっていないこと

・一人で家で飲むほどお酒が好きじゃなかったこと

飲酒すると消化が悪くなるのか、翌朝の目覚めがスッキリしない、体が辛い、というのもある。

何かの祝い、一仕事やり終えた時など、自分にとって非日常的なイベントがある時は楽しい気持ちで飲むこともある。

コロナに関係なく、毎日の晩酌や楽しみとしての飲酒習慣を続けている人を見ると、消化器系統が強いのが少し羨ましく感じる。

総じて自分はお酒という嗜好品自体が好きというよりは、酒場と、それにまつわる雰囲気を楽しんでいた、ということになるのだろうか。

夜の酒場がやっていないのは悲しく感じる。

楳図かずお大美術展

鑑賞には事前の予約が必要だったようで、当日の朝、予約。

前売り券を購入しておくほうがベター

これから行かれる方はローソンチケット(Lコード:31110)もしくは東京シティビューオンラインサイトで購入できます。

新作絵画101枚で構成された『ZOKU-SHINGO』。

こちらは漫画『わたしは慎吾』の続編になる。
『わたしは慎吾』が好きな私にとって絶対に見逃せない展覧会なので意気込んで予定を調整して臨みました。

101点をじっくり2周して2時間があっという間に過ぎて行きます。

楳図かずおさんの原画、しかも素描と彩色の両バージョンを間近で見られる日が来るなんて信じられない思い。とんでもない独創性とイマジネーションに驚きの連続でした。

グッズコーナーで『わたしは慎吾』の扉絵シリーズのポストカードを購入。

森タワーの52階は朝は眩しかったので、会期中、今度は夕方以降に行きたいと思います。

『わたしは慎吾』に登場する東京タワー

52階から渋谷と新宿と青山墓地が一緒に見える

治療あれこれ

年明け、疲れが出たのか体調の悪さが極まり、以前から考えていたホメオパシー相談に行ってきた。

ホメオパシー自体は10年以上前から独自に学び、使用してきたが、今回は自分の心身に起こっている症状に他人の視点が入った方が有効だという自覚があり、とうとう相談に踏み切った次第である。

実際対面で相談するにあたり、事前に長い問診票の記入がある。中でも自分にとって大きかった出来事をタイムライン様式で記入する「自分史」作りは際立って特色的である。

こちらを記入するにあたり、自分の幼少期の疾病について母に連絡するなど。もちろん記憶が飛んでいるところも多々ある。

自分の人生で起こった出来事を振り返るという作業が、現在の自分の体調に少なからず関わってくるという考え方が興味深いが、考えてみれば、関わっていないはずはない。

それぞれの出来事に、結果から類推する原因があり、それぞれに固有の治し方がある。

昨日の雹が降った後の虹

『こうもりクラブプロデュース 星降る夜のクリスマスオイリュトミー』振り返り 其の一

昨年12月23日の『こうもりクラブプロデュース 星降る夜のクリスマスオイリュトミー』公演からあっという間に2ヶ月が過ぎました。

その間、公演の制作業務をこうもりクラブで頑張って進めています。
私自身といえば、終演後すぐに笠井叡新作 天使館ポスト舞踏公演 『牢獄天使城でカリオストロが見た夢』の稽古に合流し息をつく暇もなくもう2月の半ばとなりました。


『こうもりクラブプロデュース 星降る夜のクリスマスオイリュトミー』は、こうもりクラブの三人(三上周子、清水矢須江、野口泉)が、それぞれソロ作品をじっくり稽古するという目標がまずありました。

それに、若手のオイリュトミスト清水隆陽路さん、同じく新進気鋭の若き女優の角田萌果さんがデュオ作品で加わってくださり、ソロ、デュオ作品の柱が決まりました。

さらに、Lands and Skies のユニットを組まれている尾崎梓さん、尾崎行輝さん、コルヴスなどの活動で多岐にわたり活躍されているオイリュトミストの定方まことさんの出演が決まり、作品と表現力の豊かさがより幅広いものになりました。

定方まことさんには、作品のラストをしめる音楽の群舞作品のオイリュトミーフォルム作成と指導もご依頼しました。クリスマスらしい曲をこうもりクラブで選定したものを、定方さんが素晴らしいフォルムに立ち上げてくださいました。

群舞作品では普段なかなか実現することの難しい、幅広い年齢層のオイリュトミスト達が一同に会することができたのも素晴らしい経験となりました。特に、若手の清水隆陽路さんと経験豊かな先輩オイリュトミストの共演が実現できたのも嬉しいことでした。
稽古において、それぞれのオイリュトミストの動きの質をお互いが意識し合いながら馴染ませていく作業は、自分の動きの良さを保ちつつも、他者の中に溶け込んでいくような得難い感覚がありました。

こうもりクラブのフェイスブックページで【出演者へのインタビュー】【オイリュトミー豆知識】がお読み頂けます。https://www.facebook.com/koomori.club

今回の公演では、角田萌果さんという俳優とのコラボレーションを行うという新しい挑戦もありました。萌果さんには作品冒頭の重要なセリフを言ってもらい、その言葉が作品全体を通した一つの通奏低音として響くような構成になっています。

同時にオイリュトミストであり、雑誌編集者でもある尾崎行輝さんにも俳優パートの大きな部分を担当してもらいました。この行輝さんの「メフィストフェレスの誘惑」と題された3パートはライナー・ヴェルナー・ファスビンダーのTV作品「ブレーメンの自由」から着想を得ました。

作品全体のカラーは1920年代のベルリン。
衣裳の富永美夏さんに、アルフレート・デーブリーンの小説『ベルリン・アレキサンダー広場』をR・W・ファスビンダーがテレビシリーズ化した映像から、それぞれの出演者の衣装イメージを起こしてもらいました。衣裳をまとうことで出演者それぞれのキャラクターが現実世界に一気に立ち上がってきました。

富永美夏さん衣裳イメージのスケッチより


©︎『こうもりクラブプロデュース 星降る夜のクリスマスオイリュトミー』写真撮影:袴田和彦 照明:吉田一弥


素晴らしい舞台写真の数々はただいま公開準備中です。
『こうもりクラブプロデュース 星降る夜のクリスマスオイリュトミー』配信映像 (こちらも公開準備中)と合わせて、もう少しでお届けできると思います。どうぞご期待下さい。