寝込んだ。
平熱が36土台であるから38度近くまで発熱すると横になっても痛みで眠れない。頭、関節、大腿部、腎臓、、、
本を読むのも機器の画面を追うのも目が痛い。
頭が痛くない瞬間を見つけては眠り、目覚め、眠り、を繰り返す。ただ、普通に、眠れることがどれだけ幸せなことかを知る。
だいたい体調を崩す前というのは、暴飲暴食になっていることが多い。
気をつけていたつもりでも、付き合いや、状況に合わせすぎた食べ(残っているものをたべる、せっかく買ってしまったから食べる、これしかないから食べる)が続くと、何が何だかわからなくなってくる。なんだか体がスッキリしない。太る。
今回は、忙しすぎてストレスが溜まっていた時、食べもしないのに帰りに買って冷凍庫に溜めていたハーゲンダッツ。
ストレス買いをしていたリンドール。
そしてコーヒー。ひたすらコーヒー。
それらを空腹時に食べる、ということを繰り返していた。空腹時に食べればすぐ消化するんじゃね?! という見通しの浅い考えのもとに。
日常的に甘すぎるものを大量に摂っていると味覚が濃い味に慣れてしまい、感受できる味覚の幅が極端に狭まる。極端に味の濃いものを大量に摂取しすぎたときに限界を超えて体調が悪くなる。
しかし、そういう極端な味覚に走るというのにも理由があって、やはり忙しすぎる、自分に合わないタイプの仕事をこなさなければならない、など、何かしらのストレスがかかることが条件であるように思う。
それを完全に避けて生きることはできない以上、体調を壊すということは、ある程度必然の流れではある。
小から大へ、薄から濃へ、謙虚から傲慢へ、恥じらいから大胆さへ。
極に振り切れることなく中庸であることこそがむずかしい。とかく人は興奮する方向を求めがちである。
三日間寝込んだ後は、どんな薄味なものでも美味しく感じる。
ただ眠れることが嬉しい。そう感じることができることが新鮮だ。
日頃、自分が何を食べたいのか、何を食べたら自分がどうなる傾向があるのか。
そろそろわかりたいものである。