実作講座「演劇 似て非なるもの」プレゼンツ リレーエッセイ『いま、どこにいる?』

https://bigakko.jp/blog/engeki2020_28noguchi

生西康典さんが美学校で行っている講座の「演劇 似て非なるもの」のリレーエッセイに寄稿しました。

生西さんの存在は学生時代からスタジオボイスの記事などで知っていて、映像学科の学生だった私にとっては、とにかく時代の最先端のVJの人、というイメージでした。あと勝手に名前の字面がミュージシャンっぽいと思っていました。

初めて生西さんの作品を見たのは2009年のラフォーレ原宿のイベント。知的で耽美的な作品でもちろん理解できないのですが、そのわかりにくさゆえに想像力をめちゃめちゃ刺激され、光と闇のビジュアルが強烈に残っています。

その後、ありがたいことにご縁を頂き、お会いする折々、クールな中にものすごい熱がある人というか、青の中に赤が燃えているみたいな印象を受けます。あと中国の深山幽谷で漢詩を読んでいる人のイメージもあります。ひょうひょうとしていて風を感じる人です。

投稿者: izumi noguchi

野口泉 オイリュトミスト 武蔵野美術大学映像学科卒。 2002年より舞踏家笠井叡に師事、オイリュトミーを学ぶ。オイリュトミーシューレ天使館第三期及び舞台活動専門クラスを経て、愛知万博「UZUME」(2005)「高橋悠治演奏「フーガの技法とオイリュトミー」(2008、2010)、「ハヤサスラヒメ」(2012)、「蝶たちのコロナ」(2013、2014)、「毒と劔」(2015) など様々な公演に出演。放射能からいのちを守る山梨ネットワークいのち・むすびばとの共同公演「アシタノクニ」や、仙台・月のピトゥリとの人形劇(正確には”にんぎゃうじゃうるり”)「きつねおくさまの!ごけっこん」(2014)、シュタイナー農法研究会(「種まきカレンダーを読み解く」2014)などを開催。近年はシュタイナー系の幼稚園で幼児教育に関わる。また各地でオイリュトミーワークショップを行う。オイリュトミーに関わるイベントを企画する「レムニスカート」を主宰。