先月、ナレーションの収録を行った番組が3月21日の21時半まで視聴できます。(終了しました)
番組「故郷を生きる」詩人・和合亮一と「石巻こけし」篇(30分)
企画監修・城戸朱理 プロデューサー・小野田桂子
詩人の和合亮一さんが、東日本大震災から8年目の宮城県石巻市を巡ります。
ポップカルチャーとこけしのミクスチャー、石巻こけしをはじめ、メロンパンが名物の萬楽堂、白謙蒲鉾店、石巻まちの本棚、石ノ森萬画館、サン・ファン館など、地元の人の顔が物語る石巻の生活。
ぜひご覧下さい。
先月、ナレーションの収録を行った番組が3月21日の21時半まで視聴できます。(終了しました)
番組「故郷を生きる」詩人・和合亮一と「石巻こけし」篇(30分)
企画監修・城戸朱理 プロデューサー・小野田桂子
詩人の和合亮一さんが、東日本大震災から8年目の宮城県石巻市を巡ります。
ポップカルチャーとこけしのミクスチャー、石巻こけしをはじめ、メロンパンが名物の萬楽堂、白謙蒲鉾店、石巻まちの本棚、石ノ森萬画館、サン・ファン館など、地元の人の顔が物語る石巻の生活。
ぜひご覧下さい。
前回9月に行いました「カフェ・ヒンメルのお料理とヒンメリ作りの一日」、この度パート2を行うことになりました!
カフェ・ヒンメルは東京国立市で私の妹たちとその友人がやっている小さなカフェです。私はこのカフェでのイベントの一部をオーガナイズしています。
ランチ・テイクアウトのご予約
カフェ・ヒンメル ホームページ ご予約フォームはこちら
☎︎ 090-7849-4408
メール cafehimmel2019@yahoo.co.jp
国立市富士見台3-4-1
国立駅南口矢川行きバス10分芸術小ホール前下車3分スタジオ凛隣
月~土10時〜14時、日定休
第一回目に引き続き、講師は北欧のお菓子や文化に造詣の深い「自然菓子工房roco」の田中浩子先生です。
roco先生の丁寧な指導のもと、手仕事の時間を楽しんでみませんか?
いよいよクリスマスシーズンの到来です。みなさまいかがお過ごしですか?
9月のヒンメリワークショップに次いで今回はヒンメリの6つの基本形のうちの2つ目の型を作ります。
今回初めてご参加の方は1つ目の型から始めます。roco先生の丁寧な解説と、わかりやすい作成図も付いていますので、初心者の方も綺麗な仕上がりのヒンメリを作ることが出来ます。暖かな店内でスペシャルプレートを頂きつつヒンメリ作りはいかがですか?ぜひお気軽にご参加下さい。ちょっとしたクリスマスプレゼントにもおすすめです。
当日はroco先生の作品販売もございます。初心者の方もお気軽にご参加ください。ご予約お待ちしております。
⭐今回も使用する麦わらはroco先生の無農薬自家栽培のもの。品種は「春よ恋」です。ぜひ麦を剥く作業から体験して頂きたいと思います。
2019年12/7(土)
Lunchtime Workshop
ランチタイムワークショップ 4,300円
11:00〜13:30
クリスマスシェパーズパイプレート
ヒンメルティーとミニデザート
Cafetime Workshop
カフェタイムワークショップ 4,000円 15:00~17:30
焦がしキャラメルのレイヤーケーキプレート
ヒンメルティー
Bartime Workshop
バータイムワークショップ 4,000円
19:00~21:30
お好きなドリンクとアペタイザー
★キッズコース追加しました! 2,000円 (焼き菓子付き)入退場自由
持ち物
●ハサミ
●定規(20㎝~30㎝くらいいのものでok)
●ボールペン(ペン先が細いものの方がベター)
●手拭い(布巾など毛羽立っていないものの方がベター)
申し込み・お問い合わせ
cafehimmel2019@yahoo.co.jp
080-4206-0392
2003年東京杉並区のカフェギャラリー「かりんとう」で料理とスイーツを担当。2005年「自然菓子工房roco」を立ち上げ、企業やカフェ、イベントなどへスイーツを提供しつつ、地方の埋もれた食材にスポットを当てた商品開発なども手掛ける。2013年山梨県甲府市に移住。念願だった小麦栽培を始め、ヒンメリのワークショップ&北欧のお菓子作りなどを「お菓子教室roco」にて展開中!facebook
・ヒンメリの魅力とは?
何といっても幾何学模様の造形的な美しさです。さらに光のモビールと言われているように、光に照らされると黄金に輝き、その影もまた幻想的なシルエットを映し出します。風が吹けばまわりだし、また地熱でも動き出し… 空間に一つヒンメリがあるだけで、その場の空気が変わるような気配があります。一本の藁にひもを通して結ぶ行為を繰り返すことによって、人を自然と無心に導き、それが祈りへと続いているように感じます。ヒンメリに調和と神聖さを感じるのはその為かもしれません。ヒンメリを掘り下げていくと、日本のしめ縄文化に通じているとも言われており、遠いフィンランドのヒンメリに魅了されるのは、そういった何か懐かしいような親しみを感じるからではないかと思います。
・ヒンメリ作りに興味を持ったきっかけ
仕事で北欧のお菓子作りを10年くらいやっていた関係で、麦わらで作ったヒンメリに出会い、その造形と光と影の美しさに魅了されました。・ヒンメリ作りで楽しいと感じることは?
ヒンメリは難しいと思われがちですが、基本的な形は単純で、それを組み合わせていく作業なので誰でも作ることができます。繰り返していく作業なので時間はかかりますが、だからこそ完成した時の喜びはひとしおです!一度取り掛かると時間の感覚がなくなり、我を忘れて熱中してしまいます。この感覚を味わいたくてやっているのかもしれません。
・カフェ・ヒンメルとは?
2019年6月に国立谷保エリアにオープンしました。友人と姉と運営しているカフェです。
現在は日替わりランチが中心ですが、今後はモーニングも提供できるよう準備を進めています。ヒンメルのモーニングがなきゃ1日が始まらない、と言っていただけるようになりたいですね。
食材は地元の野菜を多く使い、素材の味を生かせるような味付けにこだわっています。日替りの熟成ラムレーズンケーキやバナナケーキ、スパイスクッキーなどもぜひ食べて頂きたいです。
・ヒンメルの名前の由来は?
アンリ・ルソーの描く楽園のイメージで店名を考えていました。紆余曲折あり、ドイツ語で天を意味するhimmelになりました。ヒンメリも語源は同じと聞き、ご縁を感じています。
ぜひヒンメルで、ヒンメリを!!
ダンスブリッジ2019 「声と、踊りと。音読劇場」 ご来場下さいまして誠にありがとうございました。
多くの皆様に力をかりて無事に終演することができました。
「アーカーシャのうた」リハーサルを見て下さったセッションハウスの伊藤孝さんが、1940年12月8日の太平洋戦争開戦のラジオ放送を実際に聞いていた記憶から助言を下さり、定方まことさんがそれをすぐ語りに反映させて、より深い表現となりました。
Noema Noesis ensemble(ノエマノエシスアンサンブル)が歌った素晴らしい曲目の数々はのえのえメンバーの菊地さんの投稿
に詳しく載っていますので是非お読みいただければと思います。
その曲を素晴らしい三線と合唱バージョンに編曲して下さった音楽監督 堅田優衣さんの率いるnoemanoesis(通称のえのえ)。
作品のラストで鯨井絵里加さんの弾く三線で始まる「月ぬかいしゃ」は那覇市を走るゆいレールの駅の発車メロディーにも使われているほどのポピュラーな曲のようです。
本当に繊細な響きの共有をメンバー全員で行なってらっしゃいました。
本番の日、楽屋でメンバーの皆さんが堅田優衣さんのメソッド、ハーモニーを生み出すためのからだ全体と場の調律を行う姿を目の当たりにして心が震えました。 この場に居合わせられたことが私にとって大きなプレゼントを頂いたような気持ちです。
終演後1日経って完全にのえのえ、ハーモニーロスです!まだのえのえを聴いていない方には今後全力でおすすめしていきたいと思います。
衣装は高丘親王航海記でもお世話になった富永美夏さん。生々しくなく嘘っぽくない、絶妙なバランス感覚で登場人物2人の姿を創出して下さいました。
生地選びから始まるイマジネーションの鋭さ、豊かさが作品世界をよりふくらませてくれました。
そして、松本大樹さん率いるmetaの皆さんの作品。
モノトーンの世界観の中でそれぞれのダンサーの身体の経歴、精神性がより際立ち魅入りました。これから作るメルヘンオイリュトミーへの大きなヒントとモチベーションの高まりを頂きました。
今回「アーカーシャのうた」を作りこの演目を踊らせてくれた鯨井謙太郒、この企画を実現させてくれたスタッフの方々と観客の皆さまへ、最大の感謝を贈りたいと思います。
個人的には舞台監督蓮子さんの、踊る指示出しがすごくわかりやすくて新しかったです!!
皆さま本当にありがとうございました!
5月25日、国立劇場5月特別企画公演 「神々の残照」が終わりました。
コンテンポラリーダンス「マーラー作曲〈交響曲第五番〉と群読による古事記祝典舞踊『いのちの海の声が聴こえる』」
こちらの演目にペルセパッサ・オイリュトミー団の一員として出演させていただきました。
オイリュトミーは、マーラー作曲「交響曲第五番 第一、二、四楽章」を19人で踊るというものでした。約40分の長丁場です。
稽古期間は約半年間。私は一月の「高丘親王航海記」公演後に稽古に参加したので、ほぼ五ヶ月間の稽古を経ての本番でした。
作品を立ち上げる
まず、まったく白紙の状態から、各楽章の担当作成者がフォルムを立ち上げます。「フォルム」とは、オイリュトミーの足運びの地図のようなものです。
それを見ながら曲に合わせて動いて行きます。動いてみながらフォルムに修正を加えるなど調整しつつ何度も練習します。
この、行きつ戻りつの繰り返しのなかで、自然と長い曲、難解な曲もからだに入ってきます。
その後の段階で、音程、旋律、和音など、上半身で表現する動きを決めていきます。ここでも足の動きとのバランスを見ながら、さらに調整を加えながら練習を繰り返します。
19人の大群舞
今回はオイリュトミスト総勢19名。同じ音を聴いても感じかたは人それぞれ。メソッドを共有しているオイリュトミスト同志でも、各々の感性によってまったく違う表現になります。
もちろんソロ作品の場合はそれぞれの個性を深めていけば良いと思いますが、群舞ではそうも行きません。
群舞としての表現を高めていくには動きを揃えていく練習も重要になってきます。
その時に、「自分の感じ方」のみが正しいと思っているとなかなか上手くいきません。感じ方に正しいも何もないので当然なのですが、自分の性格上、そう思ってしまうことがしばしばあります。
群舞の稽古で大切なのは、自分の感性に安住せず、他者の動きをよく見て受け入れること。そうすることで、結果的に集団の力を引きだし、新たな自分との出会いにも繋がっていきます。
他者への尊敬と信頼を持って動くこと。今回の稽古期間ではそれを学ばせていただきました。
ご来場下さいました皆様、誠にありがとうございました。
そういえば、、、
酒井はなさんがオイリュトミーの動きを気に入ってくださったのか、たくさん二度とオクターヴ(八度)のインターヴァルを真似してくれたのが嬉しかった!というか超絶的に美しかったです。
『高丘親王航海記』公演 チケット情報
<東京公演>
日程
2019年
1月24日(木) 19:30開演
1月25日(金)19:30開演
1月26日(土)15:00開演
1月27日(日)15:00開演
※開場は開演の30分前
会場
世田谷パブリックシアター
(東急田園都市線 三軒茶屋駅前 キャロットタワー内3階)
公演ホームページ
<京都公演(世界初演)> 無事に終了いたしました。
日程
2019年
1月11日(金) 19:00開演
1月12日(土) 15:00開演
※開場は開演の30分前
一般 4,000円 ユース(25歳以下) 3,000円
開場
ロームシアター京都 サウスホール
199年のロサンゼルス暴動を調べている時にNetflixにあったので見てみました。
タイトルからしてロサンゼルス暴動を描いたものかと思ったが全く違った内容。
親の脛かじりのイケメン青年が恋愛や友情などのいろいろな問題を乗り越えながら自立していくという青春ドラマ。その中でも多少ギャングの抗争が描かれるが、どちだかというとファンタジックな成長譚として楽しめた。
主人公の彼女の元彼役(刑務所帰り)でスヌープ・ドッグが出演している。
昨年のオイリュトミー公演『おしごとは呼吸すること』のインタヴュー記事掲載の
「遊働する身体」第4号が発売されました。ご自身も気功を研究されている西田隆重さんが編集発行人となって出版している季刊誌です。
corvusのお二人、鯨井謙太郒さん・定方まことさんによる『時代 社会 身体』と題した17ページに渡るダイアローグも掲載。
8月24日の金曜日、ペルセパッサ・オイリュトミー団のアトリエ公演に参加します。
今回はベートーヴェンの「ピアノソナタ25番第2楽章」と、去年、こうもりクラブの『おしごとは呼吸すること』公演で3人の群舞で発表した曲(難曲…)をデュオ編成で踊ります。
各回定員30名となっておりますので、ご来場の際はご予約くださった方が安心です。
注意:
お手洗いは、お隣のくにたち野菜と地域食材の店『とれたの』内、またそのおとなりのカフェ『ここたの』でご利用いただけます。
ペルセパッサ・オイリュトミー団 アトリエ公演 「オイリュトミーの現在Vol.6」 日時: 8月24日(金)16:00 / 19:30 (開場は開演の30分前) 場所: KFまちかどホール 地図はこちらをクリック 入場料: 前売り/当日ともに2,500円(高校生以下2,000円)
昨日から仙台入りしています。
本日午前中にオイリュトミーのワークショップを終えて、
こちらの公演のスタッフです。
本番は6/2 6/3の土日です。
____
笠井瑞丈×鯨井謙太郒
《曉ニ告グ》仙台公演
6月2日(土)19:00
6月3日(日)15:00*ポストトークあり〈聞き手・富田真人〉
※両日開場は30分前
会場|せんだい演劇工房10-BOX
http://www.gekito.jp/?pg=1521264759
構成・演出・振付・ダンス・オイリュトミー
笠井瑞丈×鯨井謙太郒
【テキスト】
ルース・ベネディクト『菊と刀』長谷川松治 訳
三島由紀夫『「変革の思想」とは』『果たし得ていない約束』
春日井建『未青年』
紀貫之『古今和歌集』
他
〈チケット〉
前売 2,500円
当日 3,000円
U25 2,000円
中学生以下1,500円
※未就学児のご入場はご遠慮下さい
【ご予約・お問い合わせ】
mondenkind
E-MAIL:sendai.mondenkind@gmail.com
TEL:080-4511-4438(佐々木)
【関連企画】
笠井瑞丈ダンスワークショップ
日時|5/30(水)19:00〜21:00
会場|box1
参加費|1,500円
*笠井瑞丈による貴重な仙台でのワークショップです。身体に興味のある方、奮ってご参加くださいませ。ダンス未経験の方、大歓迎です。
・主催
KENTARO KUJIRAI コンペイトウ
・制作
mondenkind
頂き物のわさびを
バナナケーキと
プンパニッケルに交換してもらいました。
給料日前なのでありがたい!
日ごとに日差しが明るく、暖かくなり、色彩があふれる季節となりました。
皆さまはどのような春をお過ごしでしょうか。
この度、東京でご活躍されているオイリュトミストの野口泉さんをお迎えして、「共感/反感」をテーマとするオイリュトミーワークショップを開催する運びとなりました。
言葉だけではよく理解できないことも、実際に身体を使って動いてみることで腑に落ちる、血肉になる、ということがあります。オイリュトミーを通して、一人一人の内側や外側の世界と新たに出会う機会となれば幸いです。
オイリュトミーやダンスが未経験という方も大歓迎です。皆さまのご参加を心よりお待ちしております。 mondenkind
内容:
人は「好き」/「嫌い」の感情をもとに自己の周囲の環境を作っていきます。
一般的に何かを好ましく思う時、そこには共感の力が働き、何かに違和感を感じる時、そこには反感の力が働いていると言えます。
共感を感じる時、対象と自己は親和し境界がなくなりますが、ひとたび反感を感じれば対象と自己とは区別されそれぞれが孤立します。
視点を変えてみると、共感は周囲に拡散することによって自己を希薄にし、反感は内に収縮することによって自己を確立させる働きであるとも言えます。
しかし人間の感情とは「好き」と「嫌い」だけで割り切れるものではありません。好きなものが嫌いになったり、嫌いなものが好きになったりすることはままあります。そこには感覚というもののあやうさがあります。
はたして人間の感情生活とは共感と反感という海の中をただよっているたよりない小舟なのでしょうか。
今回のワークショップではそのような受動的な立場を超え、共感と反感という相反する二つの感覚を捉えなおしてみたいと思います。ぜひご参加いただけますと幸いです。
野口泉
_____
先日、鎌倉に詩人の城戸朱理さん、フォトグラファーの小野田桂子さんを尋ねました。
城戸さんから「詩が降りてくる」瞬間の話をうかがうことができ思わず興奮しました。
時と場所をかまわず詩が降りてくる苦労というのは凡人には測り難いものがあります。
「見るための諸条件をお前自身の魂に適用すればよい。そうすればお前は見るであろう。」
という『神智学』の中の一節が脳裏に浮かびました。
言葉が降りてくるためついやされる詩人の生活というものにしばし思いを馳せます。
鎌倉高校前で江ノ電を降りて散歩
鎌倉駅近くの「ビストロ オランジュ」にて素晴らしい食事をごちそうになりました。
チケット前売開始 9月1日(金)
2017年11月22日(水)
開演/19:00 (開場は30分前)
場所/座・高円寺2
人間は1分間にほぼ18回の呼吸をする
一日は4分間の360倍
25,920回の呼吸のプロセス
私たちが行う360回の眠りと目覚めの繰り返し
構成・演出:野口泉
オイリュトミー: 野口泉 三上周子 清水靖恵
リーディング : 甲田益也子 × 灰野敬二
ピアノ:橋本祐子 島岡多恵子
照明 : 小駒豪
音響 : しのっぺん
宣伝写真/映像制作 : 梨乃
楽曲提供:まついいっぺいあきつゆこ(「なつのぜんぶ」より “ 天狗の園 ”)
ロケーションコーディネイト:土屋拓人
ウェブ:しのっぺん
アドバイザー:梨乃
主催/制作 : こうもりクラブ
koomori.club
https://motion-gallery.net/projects/koomoriclub
先日、神田のtetokaにて行われたTOJUさんと石田尚志さんのトークショウに行ってきました。(司会は演出家の生西康典さん)
TOJU ( 画家 ) × 石田尚志 ( 画家/映像作家 )× 生西康典(演出家)
石田さんは3年前、生西さんからTOJUさんのことを聞いたそうです。「是非見て欲しい作家がいる」と興奮する生西さんの話を聞いてから、この日、初めてTOJUさんとお会いになったそうです。
(2013年の、生西さんとTOJUさんとの出会いはこちらに書かれています。→【1/29】合同公開授業(実作講座「演劇 似て非なるもの」+絵と美と画と術)『画家TOJUさんに聞く』「TOJUさんのこと」http://bigakko.jp/event/2016/toju)
こじんまりと居心地の良いスペースで膝を突き合わせてのアットホームなトークは2時間ほども続きました。
自分は「絵を描かないとダメな人間、絵を描かないとわかったって気持ちにならない。自信を持って物が言えない人間」であるとおっしゃるTOJUさん。
18歳で東京が息苦しくてしょうがなく沖縄へ移動したという石田さん。その後東京へ戻られてからは、東京のなかで自然を探そうと思ったそうです。
TOJUさんは23歳で東京で生活するのが嫌になり仙台へと移住、都市と自然が混在する仙台という土地で創作活動を続けられました。
TOJUさんの膨大な創作ファイルをひもときながら、都市と自然、記憶と行為、直線と曲線、円と四角の関係など、数え切れない興味深いお話が万華鏡のように飛び出します。
たとえば、
・焼きとうもろこしをかじりながら滝を見たときの音体験(!)
・粘土の造形とタルコフスキー作品におけるミニチュア
・お二人が「画家」を名乗るようになった経緯
など、
お互いが共鳴、増幅し合うような刺激的なやりとりが続きました。
呼吸形態についてや、ブランクーシの作品「無限柱」と水の造形に関わるお話など、特に印象的でした。
TOJUさんの「タバコを吸い続けてきた人間が吸うのをやめちゃうと外部とひとつになれない」という、ある意味喫煙者の言い訳のような発言も、作品を前にすると何か心に深く響きます。
あいちトリエンナーレで上映された石田さんの最新作の投影も少しだけ見ることができました。
TOJUさんの「空間儀」とのコラボレーション。石田さんの、バッハの「フーガの技法」を視覚化した作品、是非見てみたい!
石田さんによるTOJUさんの作品への深い洞察がすばらしく、作品は読み解かれるのを待っているんだなと思いました。この日のトークを聞けたことは私にとっても大きな体験でした。
TOJUさんは会期中の週末は在廊されるようです。行かれる方は是非、TOJUさんのお話にも耳を傾けられることをおすすめします。
(全ての写真撮影:梨乃さん)
今年の初めに美学校で行われたイベントのレポートにもTOJUさんの作品世界を伺うことが出来ます。ご興味のある方はぜひ合わせてお読みください。
【レポート】合同公開授業(実作講座「演劇 似て非なるもの」+絵と美と画と術)『画家TOJUさんに聞く』
http://bigakko.jp/blog/report/toju
今後のイベント
(ポエトリー・リーディング&トークショー)
TOJU ( 画家 ) × 暁方ミセイ( 詩人 )
日時:10月22日(土)19:00開演(18:30開場)
料金:1500円( 1ドリンク付 )
暁方ミセイ(あけがたみせい)
1988年、神奈川県横浜市生まれ。幼い頃より、自然に触れ詩を書き始める。2010年、第48回現代詩手帖賞。2011年、第一詩集『ウイルスちゃん』を上梓、翌年、同作で第17回中原中也賞。2013年には処女小説「青い花」を『文藝』に発表。その他の著書に、『宇宙船とベイビー』(マイナビ)、『ブルーサンダー』(思潮社)、連詩集『地形と気象』(左右社)がある。
TOJU 「 RITUAL AND SHAPE FOR SPACE 」展
10月1日(土)~10月23日(日)
会場:TETOKA
東京都千代田区神田司町2-16 楽道庵1F
営業時間:16:00-23:00
休廊日:水曜日
イベントのある日は営業時間が変更となる場合がございます。
TETOKAホームページをご確認下さい。
http://tetoka.jp/archives/category/events
Tel: 03-5577-5309
観覧料: 1ドリンクご注文制