電車で向かいの席に座っている人を見ていて、目が合いそうになると思わず視線をそらしますよね。
それをしなくていいのがこの映画です。
様々な人の顔と行いを柔らかいシートに埋まって心ゆくまで見られる喜び。
これが映画の醍醐味だなー。(ドキュメンタリー映画です)
フレデリック・ワイズマン監督、名前だけは知っていたけど今まで見たことなかった。
特定の誰かに肩入れすることなく淡々とあるがままの姿を切り取る。
できそうだけどなかなかできないこと。
公正な視点。というのがあり得るのかわからないけど、限りなくそれに近いんじゃないだろうか。
自分がほこりの粒子になって空間を漂っているかのような感覚を味わえる。
もしくは人には見えない天使になって図書館の中を漂っているかのような、、、
寝た覚えがないのに、パティ・スミスの出ているところが分からなかった!読書会のところかな?
3時間17分もある映画ということは観終わってから知りました。それくらい退屈しません。いつ終わるんだろうか、とはちょっと思いましたが。
Ex Libris: The New York Public Library(2017)