2023年は、12月2日から4週間の待降節(アドヴェント)に入ります。私も夕方からイベントです。モミの木で作った螺旋の道を行って戻って来るもの。途中でその道の何処かにロウソクの火を置きます。
イベントというか儀式性の高い行為で、らせんを行って戻ると強烈に死と再生の力を感じるので、やはり図形の呪術性凄いと感じます。もちろんセットとセッティング大切です。自分はシュタイナー系の幼稚園で毎年参加させてもらってますが、先生たちは準備大変です。でもやる意義がすごくあると思います。
自分もそこで7年くらい先生として働かせてもらってますが、本当に得難い経験をさせてもらったと思います。
最初はシュタイナー幼稚園の先生として、季節の歌や踊りが自分の中から自然に出てくるまで10年頑張ろうと思っていました。奇しくも来年閉園することになりましたが、でも自分に必要な期間だけ働かせてもらえたんだと思います。
シュタイナー幼児教育に興味を持ったのは、周囲に赤ちゃんがたくさん産まれた時期があって、その時、自分は結構子供への接し方がわかってないな、という自覚があったためです。
自分が子供に何かを教えたり、有益なことがしてあげられるとは全く思ってなくて、せめて子供にトラウマを与えない、芽を摘まない言動を学びたい、という、どちらかというと消極的な動機からでした。
同じようなことを考えている人は、書店で手に取れるシュタイナー教育系の書籍を読んでみるのもいいかもしれません。私がいろいろ読んでみて良かったのは『霊学の観点からの子どもの教育』です。興味ある方はぜひ読んでみてほしいです。
比較的短いテキストですが、シュタイナーの本を初めて読む人にはとっつきにくい部分もあるかと思います。初めから読み通そうとすると挫折するおそれがあるので「模倣と手本」とかの興味が持てる箇所から読むのがいいと思います。『シュタイナーコレクション 1 子どもの教育』(筑摩書房)の中に入ってます。
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