子ども園クレーシュすみれ「モモ」のご案内

2016年から関わらせていただいている東京国立の 子ども園クレーシュすみれ。月2回開かれている2才児からの親子クラスのお知らせです。

私自身、シュタイナーの考えに基づいた幼稚園でどのようなことが行われているのか強い興味がありました。

現在、週に一回、園の一日を子どもたちと共に過ごしていますが、季節に応じた歌・手遊びには非常に美しい旋律とリズムがあり、毎回感動させられます。年月をかけて少しづつ自分のからだにそれらの歌やリズムが浸透するように学ばせていただいています。

また年間を通して園の庭の植物を観察するのも楽しみの一つ。ライムやいちご、季節の花々…

色づきつつある園庭のいちご

おやつはレーズンや季節の果物のみの甘みで曜日ごとに異なった穀物(全粒粉、きび、きなこ等)を使って作られています。

クレーシュすみれは、これらのレシピに加え、羊毛の染めや糸紡ぎ、編み物、人形作りなどを覚えることのできる、またとない場所でもあります。

さまざまな手しごとの知識をマスターしている幼児教育の先生はまさに生活のプロだな、とつくづく感心させられます。

今後、モバイル機器のウェアラブル化が進んでいく中で、より多くの自然の素材に触れる機会は私自身にとっても重要な時間となっています。

どうぞお気軽にご参加いただければと思います。

 

時間:午前10:00〜11:15
場所:子ども園クレーシュすみれ (東京都国立市東4-26-6)
日程:月2回の水曜日
1学期  4/18 5/9   5/23   6/13   6/20   7/11
2学期  9/12   9/26   10/3   10/17   11/7   11/21   12/5
3学期  1/16   1/30   2/6   2/20   3/6
会費:月3,000円  (月1回の場合は1,500円)
定員:6組
内容:季節に応じた歌・手遊び・お母さんの手仕事・手作りのおやつ
申し込み・お問い合わせ (14:00~15:00) TEL 042-573-8680 070-6946-8680

こうもりTシャツ

「オイリュトミーとピアノの会」で会った、こうもりクラブ三上周子(ちかこ)さんが、
こうもりTシャツを着てくれていました。

 

おしゃれに着こなしてくれていて嬉しいです。
自分の分をまだ持っていないので羨ましい!

 

 

こうもりTシャツは昨年おこなったクラウドファンディングの特典の一つです。

静かなる時限爆弾・アスベスト問題と中皮腫について知ってほしい!呼吸と仕事をテーマとした公演

 

素晴らしいこうもりのイラストは動物画家 薮内正幸さんのもの。
良い季節なので山梨県白州にある薮内正幸美術館を再訪したいですね。

こちらもぜひお読みください→薮内正幸さんに関するアップデート記事「内側から見る」

 

オイリュトミーとピアノの会へ

オイリュトミストの定方まことさんが定期的に開いている「オイリュトミーとピアノの会」に行ってきました。

演奏は私もオイリュトミーシューレ時代からお世話になっている上田早智子さん。

 

小さなスベースですが、迫力のピアノの演奏とオイリュトミーに引き込まれました。

 

 

会のあとは奥様のチヒロさんの手作りの茶菓をいただきながら歓談しました。ゆっくりお茶を飲みながら感想を語り合えるのはいいですね。

 

竹皮のお皿が素敵

 

 

お客さんでいらしていた奥山ばらばさん(左)と 定方まことさん

 

野口泉 オイリュトミーワークショップ extra edition 『霊学の観点からの子供の教育』を読む

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野口泉 オイリュトミーワークショップ extra edition

 

『霊学の観点からの子供の教育』を読む
2018年5月20日(日)15:00~17:00
料金:2,000円
会場:ヒーリング・ルージュ 東京都国立市中1-4-4
(JR国立駅より徒歩5分 国立駅南口を出て、SEIYU前を立川方面に直進。国立公民館向かい)

ご予約/お問い合わせ :  info@noguchiizumi.com        080-4206-0392


内容 :

現在の自分が木だとするなら、幼児期は種〜若木の時期と言えるでしょう。IT時代の多時間軸が交錯する中で、今一度、人間存在の根本に焦点をあててみたいと思います。

底本『霊学の観点からの子供の教育』R・シュタイナー著  高橋巖訳  1985年刊 イザラ書房
書籍をお持ちの方はご持参ください。お持ちでない方はご予約の際におしらせください。

オイリュトミーワークショップ 「新しい自分と出会うために ~共感/反感 を超えて~」

オイリュトミーワークショップ
「新しい自分と出会うために ~共感/反感 を超えて~」

 

日ごとに日差しが明るく、暖かくなり、色彩があふれる季節となりました。

皆さまはどのような春をお過ごしでしょうか。

この度、東京でご活躍されているオイリュトミストの野口泉さんをお迎えして、「共感/反感」をテーマとするオイリュトミーワークショップを開催する運びとなりました。

言葉だけではよく理解できないことも、実際に身体を使って動いてみることで腑に落ちる、血肉になる、ということがあります。オイリュトミーを通して、一人一人の内側や外側の世界と新たに出会う機会となれば幸いです。

オイリュトミーやダンスが未経験という方も大歓迎です。皆さまのご参加を心よりお待ちしております。 mondenkind


会場 : 若林市民センター  会議室(仙台市若林区若林3-15-20)
日時 5月30()10:0012:30
参加費 2000
ご予約・お問い合わせ
 080-4511-4438(佐々木)
sendai.mondenkind@gmail.com
主催 : mondenkind

内容:

人は「好き」/「嫌い」の感情をもとに自己の周囲の環境を作っていきます。

一般的に何かを好ましく思う時、そこには共感の力が働き、何かに違和感を感じる時、そこには反感の力が働いていると言えます。

共感を感じる時、対象と自己は親和し境界がなくなりますが、ひとたび反感を感じれば対象と自己とは区別されそれぞれが孤立します。

視点を変えてみると、共感は周囲に拡散することによって自己を希薄にし、反感は内に収縮することによって自己を確立させる働きであるとも言えます。

しかし人間の感情とは「好き」と「嫌い」だけで割り切れるものではありません。好きなものが嫌いになったり、嫌いなものが好きになったりすることはままあります。そこには感覚というもののあやうさがあります。

はたして人間の感情生活とは共感と反感という海の中をただよっているたよりない小舟なのでしょうか。

今回のワークショップではそのような受動的な立場を超え、共感と反感という相反する二つの感覚を捉えなおしてみたいと思います。ぜひご参加いただけますと幸いです。
野口泉


講師プロフィール:
 
野口泉
オイリュトミスト
2002年より笠井叡に師事。オイリュトミーシューレ天使館第三期及び舞台活動専門クラスを経て、高橋悠治演奏「フーガの技法とオイリュトミー」(2008,2010)、「ハヤサスラヒメ」(2012,2014)、「蝶たちのコロナ」(2013~2015)、「日本国憲法を踊る」(2016)鯨井謙太郒作品「毒と劔」(2015) など国内外の様々な公演に出演。また放射能からいのちを守る山梨ネットワーク いのち・むすびば(2017年「むすびば」に名称変更)との共同公演「アシタノクニ」(2012)、桃澤ソノコとの人形劇「きつねおくさまの!ごけっこん」(2014,2015)、シュタイナー農法研究会(「種まきカレンダーを読み解く」2014 山梨・東京)、クラウドファンディングによる「おしごとは呼吸すること」(2017)公演の開催、ワークショップなどを行う。 http://noguchiizumi.com  http://koomori.club

 

 

 

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野口泉 オイリュトミーワークショップ extra edition 『霊学の観点からの子供の教育』を読む

野口泉 オイリュトミーワークショップ extra edition

 

『霊学の観点からの子供の教育』を読む
2018年5月20日(日)15:00~17:00
料金:2,000円
会場:ヒーリング・ルージュ 東京都国立市中1-4-4
(JR国立駅より徒歩5分 国立駅南口を出て、SEIYU前を立川方面に直進。国立公民館向かい)

ご予約/お問い合わせ :  info@noguchiizumi.com        080-4206-0392


内容 :

現在の自分が木だとするなら、幼児期は種〜若木の時期と言えるでしょう。IT時代の多時間軸が交錯する中で、今一度、人間存在の根本に焦点をあててみたいと思います。

底本『霊学の観点からの子供の教育』R・シュタイナー著  高橋巖訳  1985年刊 イザラ書房
書籍をお持ちの方はご持参ください。お持ちでない方はご予約の際におしらせください。

 

 


講師プロフィール:
 
野口泉
オイリュトミスト
2002年より笠井叡に師事。オイリュトミーシューレ天使館第三期及び舞台活動専門クラスを経て、高橋悠治演奏「フーガの技法とオイリュトミー」(2008,2010)、「ハヤサスラヒメ」(2012,2014)、「蝶たちのコロナ」(2013~2015)、「日本国憲法を踊る」(2016)鯨井謙太郒作品「毒と劔」(2015) など国内外の様々な公演に出演。また放射能からいのちを守る山梨ネットワーク いのち・むすびば(2017年「むすびば」に名称変更)との共同公演「アシタノクニ」(2012)、桃澤ソノコとの人形劇「きつねおくさまの!ごけっこん」(2014,2015)、シュタイナー農法研究会(「種まきカレンダーを読み解く」2014 山梨・東京)、クラウドファンディングによる「おしごとは呼吸すること」(2017)公演の開催、ワークショップなどを行う。 http://noguchiizumi.com  http://koomori.club

 

ドクター・スリープ

1977年刊の『シャイニング』はキューブリックの映画化作品があまりにも有名ですが、やはり小説の方が数段おもしろい。

新装版 シャイニング (上) (文春文庫)
新装版 シャイニング (下) (文春文庫)

今回読んだ『ドクター・スリープ』は『シャイニング』で幼児だったダニー少年が成長し、父と同様アルコール中毒になっています。

スティーブヴン・キング自身も薬物、アルコール中毒に苦しんだ時期があるようです。

ドクター・スリープ 上下巻セット (文春文庫)

『11/22/63』は1963年11月22日のダラスでのジョン・F・ケネディ暗殺が主題となっています。こちらも好きです。

11/22/63 上 (文春文庫 キ 2-49)

ヴェレダ トリートメント&ショップ 吉祥寺へ行ってきました

吉祥寺のヴェレダに行ってきました。ここはマッサージのサロンがあります。

施述前に丁寧なカウンセリングがあり、好みのオイルを選べます。

この日は母が施述を受けましたが、終わって個室から出てくると首肩周りがゆるんですっきりしていました。本人も良かったようです。

ヴェレダといえばアルニカオイルには長いことお世話になっています。

翌日公演本番などでハードに動かなければならないのに筋肉に不穏な痛みがある時、
アルニカオイルのマッサージで切り抜けたことが何度もあります。


お風呂上がりなどのまだ水分が残っている肌にマッサージするとより浸透する気がします。

 

詩人の生活とは

先日、鎌倉に詩人の城戸朱理さん、フォトグラファーの小野田桂子さんを尋ねました。

 

城戸さんから「詩が降りてくる」瞬間の話をうかがうことができ思わず興奮しました。
時と場所をかまわず詩が降りてくる苦労というのは凡人には測り難いものがあります。

 

「見るための諸条件をお前自身の魂に適用すればよい。そうすればお前は見るであろう。」
という『神智学』の中の一節が脳裏に浮かびました。

 

言葉が降りてくるためついやされる詩人の生活というものにしばし思いを馳せます。

 

鎌倉高校前で江ノ電を降りて散歩

 

 

鎌倉駅近くの「ビストロ オランジュ」にて素晴らしい食事をごちそうになりました。

白いのは根セロリ

 

 

アショア・ド・ブフ

 

 

 

 

 

野口泉 オイリュトミー ワークショップ

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野口泉 オイリュトミー ワークショップ
毎月第1・第3日曜日 午後3時~5時
次回   2018年4月15日(日)

場所:

ヒーリング・ルージュ 東京都国立市中1-4-4

JR国立駅より徒歩5分 国立駅南口を出て、

SEIYU前を立川方面に直進。国立公民館向かい

ご予約 :

  info@noguchiizumi.com

080-4206-0392

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内容 :

・骨盤をゆるめるストレッチ

・リラクゼーション瞑想法

・身体に対極を作る呼吸法

・呼吸と連動した歩行

・骨格における垂直と並行の力

・頭部(思考)、胸部(感情)、肢体系(意思)の三分節化

・三人称の身体意識  

・五感から十二感覚へ

・惑星の運行と人体

・オイリュトミーフォルムで動く

・朗唱法

etc

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持ち物;

あればオイリュトミーシューズ、動きやすい服装、飲み物、メモ帳など,,,

料金:2,000円

初めての方もお気軽にご参加ください。

 

原一男監督最新作『ニッポン国VS泉南石綿村』

渋谷で原一男監督最新作『ニッポン国VS泉南石綿村』を見た後は、

池袋と新宿を当てどなく歩き回って最終的に歌舞伎町で一人寿司屋に入ってしまうくらいの衝撃を受けました。

街の喧騒に癒されないと日常に戻れないという感じでしょうか。

 

ユーロスペースにて4月もまだやっているようですのでぜひご覧になってください。http://www.eurospace.co.jp/schedule/

 

アンナチュラルがおもしろすぎる

今までテレビドラマにはまったことがほとんどありませんでした。

 

『恋のためらい』(1997年)

 

 

 

 

『マンハッタンラブストーリー』(2003年)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『タイガー&ドラゴン』(2005年)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この3本は毎週楽しみに見てましたが、すでに10〜20年前のものです(笑)

実家を出てからテレビを持っていないことと、テレビがアナログ放送から地デジ化された(2001年〜2012年までに移行完了)こともこのようにドラマに疎くなったことと関係しているかと思います。

 

最近『アンナチュラル』というドラマがおもしろくて久々に毎週金曜夜を楽しみにしています。テレビがないのでリアルタイムでは見られませんが、、、

あまりに『アンナチュラル』が毎回想像の上をいくおもしろさなので、

もしかして、今まで「どうせつまらないんだろう」と思って見てこなかったドラマというものの中に見過ごした傑作があり、自分はそれを知らないのではないか、という危機感を強く感じました。また、つまらない偏見からドラマを見ることに対して怠惰であった自分を恥ずかしくも思いました。

そこで自分の見ていないもので名作と言われているドラマは何かと考えたところ、

『ロングバケーション』(1996年)が思い浮かび見ました。

 

 

 

 

 

 

インターネット上に全11話あがっていたので一気に全話見たところ、とても新鮮な体験でした。

さらに続けて『アンナチュラル』と同じ野木亜希子さん脚本のここ数年の話題作『逃げるは恥だが役に立つ』『重版出来!』を見ています。

素晴らしい作品を毎日少しづつ見ると、生活に張りが生まれていいです。

 

いろいろな家族のかたち 他者と共に生きていくこと

今、いろんな概念が根本から書き換えられつつある。そんななかで自分もあたらしい考え方に脳を書き換えていかないと、と思わせられる場面に最近よく出会うんですよね。

そんなかで、すごくこの記事いいなと思いました。

家族のかたちはどんどん変わっていい。

今の社会状況からしたら変わって行かざるを得ないですよね。誰だって今の生活が永遠に続いていくわけじゃない。(今つらい人も、幸せな人も)どうやってこれから生きていきたいのかを考える時、こういうニュースがヒントをくれます。

 

 

こちらもとても興味深い記事です。↓
ベストフレンドは近所のおばあちゃん。今、欧米で「老人と子どものマッチングサイト」が広がっている理由

 

 

Be inspired! -アスベストに関する記事が掲載されました

Be inspired! のライター、南のえみさんは『おしごとは呼吸すること』のプロモーションビデオを見て興味を持ってくださったそうです。うれしいです。

 

アート∞波止場-オイリュトミーワークショップもあります

明日、明後日は木場のEarth + Gallery(木場駅3番出口から徒歩6分)で

アート∞波止場というイベントがあります。

オイリュトミーのワークショップもありますので、ぜひお気軽においでください!!

根本敬先生に似顔絵を描いてもらえるそうで楽しみです。

アート∞波止場DM-new2

【BODY】ワークショップ

11:00-17:00

場所:Earth + Gallery のメインステージ(一部2Fスペース)

30分から40分程度のワンコインワークショップ(各500円)

メインステージにて11:00から17:00まで開催中です。

【PROGRAM】

・11:00-11:40 オイリュトミー(野口泉)

・12:00-12:40 宇賀神智 ダンスワーク

・13:00-13:40 観音舞(美醜、アシスタント翠雅)

・14:00-14:40 チリチリバンバン ダンスワーク

・15:00-17:00 フォトグラム(浅見俊哉)

2Fにて15:00-16:00オイリュトミー野口泉による

ロングワーク予定(1000円)

https://senninart.tumblr.com/

オイリュトミー公演『おしごとは呼吸すること』終演いたしました

オイリュトミー公演『おしごとは呼吸すること』みなさまのお蔭をもちまして無事に上演を終えることができました。当公演にお力を貸してくださいました方々、並びに足を運んでくださいました方々に心より感謝申し上げます。

長い時間をかけて不備なく上演できるよう準備してきたつもりですが、やはり手が回らなかった部分があり特に座席のご案内などに関してはご来場の皆様に迷惑をおかけしましたことをお詫びいたします。出演以外のさまざまな仕事に関しては全くの素人である自分の不徳の致すところです。観客の皆様にいかに快適に作品を見ていただくにはどうしたら良いのか、今後の課題とさせていただきます。

公演を終えて、やはり舞台はご来場くださった皆様が最後に作品を完成させてくれるものだということを実感いたしました。私たちは稽古場で日々その為の器を作っているのかもしれません。

みなさまと一つの空間を共有できたことに最大の感謝を捧げたいと思います。ご来場誠にありがとうございました。

                                                                                                                      撮影 bozzo

「支援したいけどクラウドファンドサイトにログインできない!」という方へ

「支援したいけどクラウドファンドサイトにログインできない!」という方へ《ゆうちょ口座》をご用意いたしました

 

【こうもりクラブ】クラウドファンディングが始まって一ヶ月が経ちました。

「静かなる時限爆弾・アスベスト問題と中皮腫について知ってほしい!呼吸と仕事をテーマとした公演」

みなさま、暖かいはげましのお便りとご支援をありがとうございます!

ガラケーをご使用の方から、クラウドファンドサイトにログインできないというご連絡を多数いただいております。

そこで《ゆうちょ口座》からもご支援いただけるようにしました。

振込先 ゆうちょ銀行
記号 10050 番号 49833101
名義 ノグチ イズミ

金額は1,000円〜でお願いいたします。
ご入金後、koomoriclub@gmail.com まで住所・氏名をご一報ください。

『こうもりミニ図鑑』を発送させていただきます。(もちろん金額に応じて各種特典もご指定いただけます!)

どうぞよろしくお願いいたします。

こうもりクラブ(野口泉)
https://motion-gallery.net/projects/koomoriclub

 

 

オイリュトミー公演 『おしごとは呼吸すること』 チケット前売開始

オイリュトミー公演 『おしごとは呼吸すること』

チケット前売開始 9月1日(金) 

<お問い合わせ/お申し込み>
koomoriclub@gmail.com
080-4206-0392
(こうもりクラブ)
<チケット>
一般前売 3,000円
一般当日 3,500円
U23割引 2,500円
※未就学児の入場はご遠慮ください。当公演は[中皮腫・アスベスト疾患患者と家族の会]へ無料鑑賞チケット50枚を提供します
オイリュトミー公演 『おしごとは呼吸すること』

20171122日(水)
開演/19:00 (開場は30分前)
場所/座・高円寺2

人間は1分間にほぼ18回の呼吸をする
一日は4分間の360
25,920
回の呼吸のプロセス
私たちが行う360回の眠りと目覚めの繰り返し 

構成・演出:野口泉
オイリュトミー: 野口泉 三上周子 清水靖恵
リーディング :  甲田益也子 ×  灰野敬二
ピアノ:橋本祐子   島岡多恵子
照明 : 小駒豪
音響 : しのっぺん
宣伝写真/映像制作 : 梨乃
楽曲提供:まついいっぺいあきつゆこ(「なつのぜんぶ」より天狗の園 ” 

ロケーションコーディネイト:土屋拓人
ウェブ:しのっぺん
アドバイザー:梨乃

主催/制作 : こうもりクラブ
koomori.club
https://motion-gallery.net/projects/koomoriclub

 

「静かな時限爆弾」に、父が倒れた _元の原稿

クラウドファンド記事から抜粋した私の父の死に関する記述部分です。最終原稿から削った部分もブログに載せておこうと思います。

仕事現場で受け取った「静かな時限爆弾」に、父が倒れた

わたしの父は「悪性胸膜中皮腫」という病気で亡くなりました。2014年のことです。この病気は、アスベストという物質を吸い込むことによって起こります。アスベストを吸い込んでから、20年~40年の年月を経て、肺を包んでいる薄い膜に腫瘍(組織・細胞が生体内の制御に反し自律的に過剰に増殖することによってできる塊)ができるというものです。吸入してから発症までに長い期間を要することから「静かな時限爆弾」と呼ばれています。

アスベストとは

アスベストは1950年代の戦後復興期から、2001年くらいまでの約50年のあいだ、日本全国の建材などに使われた、ひじょうに使い勝手の良い、便利な鉱物です。ちょうどその頃に働き盛りだった建設業、造船業などに従事していた方たちの多くが、現在、この病気にかかっています。今後も2030年をピークにとどまらず、増えていくだろうと言われています。

現在この病気には根治する薬、治療法はないとされています。

20~40年かけて、静かに進行する、病状

 2012年に、風邪のような症状がしばらく続いたのが発端でした。肺のレントゲンを撮ったあと、すぐに精密検査をし、その結果、かなりの量の水が胸に溜まっていることがわかりました。即検査入院となり、胸に穴を開けて水を抜く、ドレナージという処置をしたところ、胸に6ℓもの水が入っていました。

その後、肺の一部を切り取る生検をした結果、「悪性中皮腫のステージⅣ」、腫瘍が片方の肺に広がっている状態でした。

地元の病院では何もできることがないため、紹介状を書いてもらい有名な大学病院へ治療計画の相談に行きました。

日本ではかなりの数の悪性胸膜中皮腫の手術を手がけてきたという先生によると、片肺(心膜・胸膜・横隔膜を含む)摘出、抗がん剤治療、放射線治療、の三つだけがこの病気に有効であるということでした。たとえこの治療を全部行えた場合でも20ヶ月生きられて、そのうちの1~2割は5年生存できるかどうか、という厳しいものでした。何の治療もしなかった場合の余命は半年から9ヶ月、早くて3ヶ月。と明快に告げられてしまいました。

先生の話をきいた父の見解はこうでした。

「15歳の時から今まで(発病時67歳)働いてきて、こうなって(病気になって)覚悟はできている。このまんま(「治療をしない」の意)の方がいいと思う。うん、それでいけるね。先生の話をきいてますますそう思った。だってそれだけやっても1~2割でしょ。(中皮腫手術の名医と言われる)先生には失礼だけどさ、抗がん剤はやらないってこと!」

「早く死のうとは思わないけどね、いずれまいっていくのはね、受け入れていいんだと思うんだけどね…」

父の人生はあんがい充実していたのかもしれないな。と、今、この言葉を聞いて思います。「生きる意志が弱い」「病気に立ち向かう勇気がない」と受け取る人もいるかもしれませんが、私はそうは思いませんでした。むしろ毎朝洗い立ての作業着をきて、がたぴしの車で電気工事のしごとに出かけていく父の姿が、ある種、神聖な光景としてよみがえってきたのです。

父の死、浮力と重力の間で

父が残してくれた大きな課題。人間のしごととは、呼吸することとは、いったいなんなのだろう?

その後、結局、父は何の科学的治療や、外科治療をせず、その後の20ヶ月を生きました。

最期はわたしの腕の中で亡くなりました。

わたしが偶然、実家の父の寝ている部屋に泊まり込んでいる日のことでした。

最後の一週間ほどはモルヒネ(鎮痛剤)を使用していたため、半分夢の中のような状態でした。今までの人生のいろいろな場面の幻覚を見ては、ときどき現実の世界に戻ってくるという、時空間があいまいになっている様子が、さまざまなうわ言から伺えました。時には車を運転していたり、子供時代の遊びをしているようでした。

その晩遅くになって、もうほとんど食べられませんでしたが、何か食べたいというので、ほんの一口お餅を食べさせました。「おいしいなぁ!」と感嘆するように言っていたのが印象に残っています。おそらくこの世で最後の食事だということが、この時の父にはわかっていたのだと思います。この世界の全食べ物に対しての賛辞のような感情が、その言葉にこもっていました。

明け方ちかくになって父が呼ぶ声で目覚めると、しっかりと目を開いてベットに半身を起こした父がいました。

そして、ほぼ二十四時間着けていた酸素吸入器のチューブを鼻からはずし、わたしに押し返すように渡してきたのです。その頃の父は、一言話すのに全生命力をふりしぼらなければならない状態だったと思いますが、「こんなものいるか。」というような内容のことを言ったのがわかりました。

それからしばらくして父は、ベッド脇に置いてあった椅子に移動しようとしました。ですが、体勢を変えようとした拍子に、はげしく呼吸困難におちいったため、わたしが両脇から体を支えるかたちになりました。この数ヶ月でかなり体重が落ちていたとはいえ、父はとても重く、わたし一人の力では支えきれずに、椅子のそばにしりもちをつく体勢になりました。これは父にとってかなりの重労働だったと思います。とても浅く短い息で、苦しい様子が全身から伝わってきました。ですがわたしは両腕で父の上半身を支えているため、呼吸器をつけてあげることもできません。かなり乱れている呼吸が整うのを、そのままの体勢で待っている時でした。

父は突然、とてつもなく長い深呼吸をしたのです。まるで朝つゆにぬれた高原の香りを胸いっぱいに吸いこむかのような、あるいは刷毛で真っすぐ天に向かって線を引くような、清浄というより他に言い表しようのない呼吸でした。そして次に息を吐いた時、戻ってきたのは父の肉体だけでした。それ以降、二度と父は息を吸い込むことはありませんでした。

わたしはぐったりと重さを増した父の体に向かって「お父さーん」と何度も叫びましたが、いよいよ「戻ってこないのだ」ということがわかり、最後の呼吸とともに抜け出た父の意識をさがし、しばらくの間、天井の方を見上げていました。呼吸というしごとをやめた父の身体は、その後、数日間のあいだに地球の重力へ、優しく引き取られていったようでした。


登と私
(写真:父とのスナップ 2013年7月)

死へ向かう「しごと」、祈りとしての「しごと」

冷戦時代の1961年、ロシアの原子力潜水艦で起きた放射能漏れ事故を描いたキャスリーン・ビグロー監督の『K-19』という映画があります。

冷却装置のひび割れからの炉心溶解を防ぐため、数人の乗組員が高濃度暴露をものともせず復旧作業を行うという凄惨な内容です。

また、ロベール・アンリコ監督の『愛する者の名において』では、ナチスによるユダヤ人迫害がいよいよ本格化してきたワルシャワのゲットーで母親と幼い兄弟をガス室に送られながら、地獄のような日常の中にあってなお、自己の青春を見出す青年の姿が描かれています。

そして『タイタニック』では、自分の命とひきかえにしても演奏をやめなかった音楽家たちがいます。

ロバート・ワイアットの『Shipbuilding』という曲では、1970年代のイギリスの造船業の街が題材になっています。不況の中、生活のために軍艦を作る造船業者たち。自分が生涯をかけてその腕を磨いてきた熟練工が、自分の作った軍艦に息子が乗って戦争に行くかもしれないことをうすうす感じながらも、家族を養うためには仕事にありつかなければならない。そのどうにも救いようのない状況が美しい旋律に乗せて語られます。(造船業というのはアスベスト職業ばく露の最も多い業種の一つです)

なぜ人は、自分が死の瀬戸際に立っていてさえ、仕事をし続けることが出来てしまうのでしょうか。人間の生とはなんだろう?死とは何のためにあるのだろう?

人は生まれてからこの世を去るまで、何らかの行為をし続ける存在です。ある一定の年齢になれば、その行為は「しごと」となります。

赤ちゃんは、この世へ生まれた瞬間から「呼吸」という生命活動をしはじめます。あらゆる生命活動は、最終的に人間を「死」へと送るものです。

「人間の行為はすべて、死へとつらなっている」そのように捉えることは、一見悲観的ではあります。しかし、その視点から日常を振り返ると、毎日のしごとや休息、毎回の食事や会話の一つ一つ、そして「呼吸すること」が、かけがえのないものに思えてきます。

人間の行為、それは死へ向かっていく、ということと同時に、途切れることなく続いていく「祈り」「しごと」でもあるのです。

【こうもりクラブ】関連ツイートまとめ

最近のツイートから見る【こうもりクラブ】

クラウドファンドのやり方

こうもりクラブの三上周子がクラウドファンドのやり方をわかりやすくレポートしています。ぜひご利用ください。▶︎▶︎ クラウドファンディング、実際支援をしてみました。

ちなみに今回利用させていただいているクラウドファンドプラットホーム「モーションギャラリー」さんでは、スマートフォン、パソコンから以外のファンドに対応していないとのことです。

ガラケーをご利用の方でご支援くださる方は、

ゆうちょ銀行 記号10050 番号49833101 ノグチ イズミ 

までお振込みください。

その後、koomoriclub@gmail.com までメールでご連絡をお願いいたします。

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クラウドファンドがはじまりました

今年のはじめから準備を進めてきたクラウドファンドが8月11日から始まっています。
このプロジェクトページの中核になる父の死の記述部分は5月半ばに書き終えました。

あまりに個人的な内容なので、受け取る人が当惑するのではないか、と当初は心配でした。

ですが記事を添削してくれている友人や家族の支えもあり、エモーショナルになりすぎた部分は冷静に削り、最終的にすっきりと読んでいただけるようになったと思います。

親身に付き合ってくれた友人と家族にまずは心から感謝します。そしてこのページを読んでくださった方々、支援してくださった方々が送ってくださるメッセージに毎回、涙しています。一つ一つの反応が本当に私にとってはありがたく、この言葉をいただいたことに責任をもたなければ、と身が引き締まります。

メッセージを読むうちに、やはり悲しみというものは消えるものではないことを実感しました。普段は自分の中のどこかの部屋にしまいこまれている悲しみをこの文章がえぐり出してしまうことに一抹の罪悪感を感じつつも、この作業を行うことが自分にとってのグリーフケアの一つであったようにも今は感じています。

「グリーフ」とは【悲嘆】の意味です。近親者との死別など、世界観が変わるほどの悲しみから、どうにかして通常の状態へ戻ってくること。本当に小さな子どもが親を亡くしたような場合、周囲の大人の繊細なケアが必要なことは想像に難くありません。多くの場合、時間がそれを手伝います。

父の死から5年が経ち、とっくに私は悲しみを克服したのだ、と思い込んでいましたが、そんなことはなかったことに私自身が驚きました。あいまいで、なんとなく避けていた悲しみを文章にして客観的に見ること、さらにそれを人にシェアし、さまざまな方の悲しみについての考えをうかがい知ることが、自分にとってのグリーフケアになっているのかもしれません。

 

クラウドファンドは10月11日まで実施し、目標金額は70万円。集まった資金は、アスベスト最新情報掲載サイト制作資金、オイリュトミー公演『おしごとは呼吸すること』上演費用として使用させていただきます。

ぜひこの記事をお読みいただければと思います。そしてもし賛同していただけましたら情報の拡散を、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

「根本敬ゲルニカ計画」を応援します

根本敬先生がクラウドファンディング中ということを遅ればせながら知りました。

1999年の『時代の体温』展で、根本先生のブースをお手伝いさせていただいて以来、いや、実際はそれ以前の『因果鉄道の旅』『豪定本 ザ・ディープ・コリア』などの著作を読んで以来、ずっと尊敬し続けている心の恩師です。

根本先生の作品群は一見とっつきにくいと感じる方もいると思いますが、どんな作品の根底にも人類愛が溢れています。気になった方はぜひ、このクラウドファンディングを追ってみてください!

根本先生の「でもやるんだよ!」が私をいつも勇気付けてくれます。

「根本敬ゲルニカ計画」とは、漫画家・根本敬が「個人の意志を超えた大きな何かに突き動かされて」、ピカソの《ゲルニカ》サイズ(349×777cm)の絵画を描こうとするプロジェクトです。(クラウドファンディングページより)

 

7月はあっという間

7月はクラウドファンドの記事作成、『桃』公演の本番、軽井沢、甲府、白州へ行ったり稽古したりであっという間に過ぎてしまった。当初二週間程度を見ていた記事作成におよそ三ヶ月かかっていた。ここまでに本当にたくさんの人の力をお借りしている。メールのやりとりと打ち合わせの数々、この経験こそが財産。良い結果にそれが繋がっていくようにPRも頑張らないと。。。もうすぐクラウドファンドがスタートします。

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薮内正幸美術館

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ミュージアムショップ内と薮内竜太館長

未完の肖像

未完の肖像


アガサ・クリスティは有名すぎて長らく手に取らずにいました。
ですが最近海外ドラマで『そして誰もいなくなった』を見てあまりのおもしろさに驚き、
それ以来時間があるときに読むようにしています。

 

めずらしく殺人が起こらない

『未完の肖像』はクリスティ作品のなかで、「ミステリ」ではなく「普通小説」という部類に入ります。ですので殺人が起こったり名探偵が出てきたりしません。

主人公の少女シーリアの生活の描写が延々と続きます。年頃のシーリアがアニー・ペザントの『神智学』を読んで退屈する場面なども出てきて興味深いところです。

読み進めていくと主人公シーリアとは、ほぼクリスティ自身の娘時代のことであることがわかってきます。

 

実人生と創造的な構成が見事にマッチング

非凡なようでいて平凡でもある一人の女性の人生。どこにでもある恋、だれもが抱く将来への夢、両親や周囲の人々の思い出。

才気煥発な少女の目を通して瑞々しく描写される時代。まるでタイムスリップしたような感覚におちいります。
500ページ越えの長編ですが飽きることがありません。

ファンタジー、ロマンス、そしてなんとサスペンスまで、全てが詰まっています。
一見地味だけど「こんなにすごい小説があったんだ!」と驚くことうけあいです。

読後、女版『バリー・リンドン』のようだと思いました。
本書を読み終わった後、アガサ・クリスティ自身への興味が湧いてきます。

 

 

まとめ

アガサ・クリスティ自身の生涯とほぼリンクした内容

長い小説なので通勤途中、仕事の気分転換に読み進めていくのにおすすめ

19世紀初頭のイギリス上流社会の風俗が興味深い

 

 

 

クラウドファンド準備いろいろ

5月9日 幼稚園のしごとのあと実家へ。母と、父の中皮腫罹患時の当時の治療選択について話す。現在もっとも有効な方法はなんだろう。帰宅して桃公演のチラシとチケット作成などの制作作業。そののち引き続き中皮腫ブログ「ブーブーとダディ」を読む。

5月10日 人が引っ越してきて6畳一間に三人、家が狭くなって怒っている自分の夢を。滑稽な自分を感じて、心を整理して怒りのコントロールせねば。。。と思った。歩いたりできること、どこも痛くないこと、本当に幸せでありがたいことだなと思う。先月体調くずした経験からそう思ったり。

5月11日 明け方まで「ブーブーとダディ」読む。

5月12日 各方面にメール連絡。かなり時間かかるものもいくつか。

5月13日 藤野で打ち合わせ。途中からツッチー参加。滋賀県の石田三成PR動画おしえてもらう。うーんプロの仕事。三上さんの「判例ジャーナル」アスベスト国賠訴訟部分読む。

5月14日 やすえどんに国分寺まで乗せてもらう→ボシュロムのコンタクトレンズが知らないうちに値上がり。→尼崎労働者安全衛生センターに漫画『石の綿』を購入したい旨電話するも手元に2冊しかないとのこと。最新の資料を送ってくれるようお願いした。

5月15日 いろいろ仕事の空き時間に資料を読む。とりあえず読む。目とふくらはぎが同時に疲れる気がする。

5月16日 幼稚園でこどもと接した後、帰宅後すごく食欲が出て眠くなる。

5月17日 koomori.clubサイトオープン。

5月18日 目を酷使しているので目薬購入。整骨院で背骨も調整してもらう。パソコン作業も肉体的に重労働。

5月19日 自分のやったことが形を変えて自分に返ってくると、という内容を今日見た夢から受け取った。

5月20日 立川立飛ららぽーとに初めて行ってみた。照明家さんとのメールやりとり。感動的な内容。

5月21日 WS。こうだみやこさんに11月公演のリーディングのオファー。受けてくださる。こうださんは宇宙人みたいな雰囲気がある。

5月22日 クラウドファンドの原稿作り。重要な部分に手をつける。

5月23日 引き続き原稿作り。一番大変なところは越えた。

5月24日 笑顔で挨拶。これは大事。

5月25日 フォルトコース卒業公演1日目。

5月26日 フォルトコース卒業公演2日目。良い公演だった。

5月27日 小金井で宣伝映像の打ち合わせ。その後、アーツ千代田3331に行くのに道に迷い秋葉原から1時間かかってしまった。佐藤直樹さん個展イベント。

5月28日 明け方まで作業。

5月29日 ロージナ茶房で照明の小駒さん、映像とコンセプトアドバイザーの梨乃さんと打ち合わせ。やはりザイカレー人気のロージナ。

5月30日 刺される系の夢をみてうなされる。

5月31日 やすえさんの卒業祝いの夕食会。

6月1日 ものごとがスムーズに流れていくことの幸せをいつも排泄時に味わう。

6月2日 久しぶりに夕方まで家で過ごせた。夜は三鷹星のホールへオイリュトミー公演を観にいく。その後三鷹駅前のバーミヤンで打ち合わせ。

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三鷹の古い街並み

6月3日 どんな分野にもベテランがいることを知る出来事あり。本屋さんで。なんとなく天丼をお土産に実家へいったら大好評。

6月4日 ほうれん草を食べるとルテインという成分が目にいいらしい。

6月5日 仕事先近くの食堂でさっそくほうれん草食べる。寝不足で疲労感。

6月6日 寝不足のままやってはいけない仕事。それは子供と接する仕事であると実感。パワーに負けてしまう。3331へ再び。佐藤直樹さん個展での、首くくり栲象さんパフォーマンス。骨格、構造、触覚について考えさせられた。触覚は他者を存在させる感覚。石、縄、椅子などの無機物が生命を持ったような瞬間があった。マジカルな触覚体験。

6月7日 仕事のあとesou ceramicsさんと渋谷で打ち合わせ。

6月8日 整骨院で骨の模型見ながら説明受ける。夜はこうもりクラブ打ち合わせ。

6月9日 朝まで作業。仕事が進んだ分だけタスクが増えて行く。昼の仕事のあと集まって夜はこうもりクラブ稽古と打ち合わせ。この生活が10年くらい続けられていることに感謝。健康は得難い財産である。

6月10日 昼間、珍しく頭痛でぐったり。夜は母と打ち合わせ兼ねた夕食。企画原稿を読んでもらい意見を聞く。

6月11日 朝8時まで作業。昼まで寝て再び作業。夜はこうもりクラブ稽古。

帰宅後また朝まで作業する。

6月12日 各方面にさらなるオファーを出す。

6月13日 灰野敬二さんにオファーの連絡。

6月14日 11月公演「おしごとは呼吸すること」仮チラシ製作。

6月15日 各種方面とやりとり→稽古→打ち合わせ。

6月16日 蚊にさされまくって寝不足。稽古→打ち合わせの流れ

6月17日 小金井「くすの樹」で打ち合わせ→原稿直し

6月18日 父の日。歯が痛くなり顎下のリンパも腫れている。

6月19日 強い日差しにクラクラ。三鷹駅で奥山ばらばさんとすれ違う。目で挨拶。

6月20日 また蚊がいて明け方まで眠れず。ネット契約したWiFiが届く。

6月21日 各プロダクト製作、翻訳の件で各方面とやりとり。仕事がはかどった日。

6月22日 なんだか疲れやすく、肉を食べないせいかなと思い、ちょっと食べてみたがしばらく食べないうちに味が苦手になっている。一番の原因は寝不足だろう。

6月23日 歯の痛みとリンパの腫れおさまる。でも歯医者さんには行った方が良さそうだ。昼、大阪へ移動。JR尼崎駅で中皮腫・アスベスト疾患 患者と家族の会の飯田浩さんとお会いする。中之島のホテルNBC泊。

6月24日 「アスベスト被害の救済と根絶をめざす尼崎集会」へ参加。中皮腫治療の現在など興味深い講演多数。詳しくは後日レポートする予定。

6月25日 夜稽古など。

6月26日 午前中、こうだみやこさん、夜、灰野敬二さんと打ち合わせ。

6月27日 ここのところ火曜日は仕事を掛け持ちにしているのでいそがしい。使う場所が違うのでなんとかなる。そう思っているのは自分だけで多分ご迷惑をおかけしている。

6月28日 人は毎日何十万人もが死に何十万人も生まれていることをふと思う。

6月29日 こうもりクラブ稽古。良い稽古だった。

深夜猫

5月6日 昼過ぎから三軒茶屋のシアタートラムへ。「花粉革命」笠井瑞丈公演。京鹿子娘道成寺「恋の手習い~」からの舞が美しく印象的。ロビーでいろんな場所でお世話になった人たちと会えて嬉しかった。そのあと吉祥寺へ移動してインドカレー。平和通りのベンチで休んでいたらダンサーの京極朋彦くん、伊東歌織さんとばったり。公民館に寄ったりしてからロイヤルホストで資料を読む。IMG_0119

5月7日 近所で公共無線LANが安定して入る場所を見つけた。

5月8日 絵を描こうとしている夢。いつも絵を描こうとする時は内面を見つめたい時。以前はしなかった金属の味が食べ物からよくする。駒場東大前駅で仕事場を抜けて出てきてくれた三上周子さんと会う。夜は「ブーブーとダディ」を読む。悪性中皮腫と戦う家族のブログ。

つらさを回避する方法

5月5日 家だと他のことをやってしまうので、ガストとかマクドナルドに籠って資料を読む日々。普段行かないエリアのカフェに行ってみたらハーブティが生のミントだったり、思いのほか静かだったり、何かしら発見があってうれしい。父の闘病中は悪性中皮腫の「悪性」の二文字を見るのさえつらいものだった。今もこの病気のことをインターネットで調べ、予後の悪さに落ち込んでいる人がいると思うとやりきれない気持ちでいっぱいだ。

こういうときは、自分の感情を離れてみる。「つらい」と思っている自分をもう一段階上から俯瞰し、「つらいと思っている自分」を「見ている自分」の方へ意識を移動させていく。そうすると、肉体とべったりくっついていた「つらさ」を外から眺めることができる。そうやって7時間ほどの間、休み休みアスベスト関連資料を読み続けた。調べていくと中皮腫15年サバイバーもいる。統計によるデータの蓄積の中で、少数派はいつでも目立ちにくいけど必ず存在するのである。

アスベスト関連資料

5月4日

アスベスト関連の資料にあたる。

これらは2012年に父が悪性胸膜中皮腫にかかった時に家族で集めたもので、分厚いファイルにまとめてある。

今年は11月にオイリュトミー公演を企画しているのだか、その内容の根底部分に関わってくるため、

2014年に父が亡くなってからなかなか手に取れずにいたが、今回やっと読み返すことができた。

あれから3年経って悪性中皮腫の治療方法は進歩しているのだろうか。

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こちらは「中皮腫・アスベスト疾患 患者と家族の会」に資料を請求したところ、最新の会報とともに送ってくださった新書『アスベスト 広がる被害 大島秀利著 知りたいことがコンパクトに収まっていてとてもありがたかった。