セルジオ・レオーネ作品、肉について、甲府-国立での稽古、りんごろうそく


11月16日

「続・夕陽のガンマン/地獄の決斗」を見る。『ハドソン川の奇跡』の完成度が高すぎて震撼したため、隙間時間にちょこちょこイーストウッド出演、監督作品を見返しているが色々と発見がある。イーストウッドでさえ、最初から巨匠であったわけではないことがわかりもし、なんとなく安堵した。しかし最初から芯の部分はぶれていない。

セルジオ・レオーネはやはり暴力描写による演出の巧さに唸らされた。うますぎて少し嫌味でさえある。

夜は城戸さんに焼き肉をごちそうになる。ちょうど2ヶ月断っていた肉。食後は身体中に油をさしたように動作が滑らかになったように感じた。意識の面でも充実感、多幸感あり。また体の蓄熱効果も。いただいた肉が最上級のものであったこともあり、激しく効果を感じられた。肉を摂らずにこの効果を生み出せるようになってみたいのだが。。。また、この二ヶ月でずいぶん肉の食感、味に敏感になった。

11月17日

人形劇の朗読練習で、思いっきり情感を込めて読んだところ「込めなくてよい」旨の指摘受けちょっと赤面。「自分の感情は心の中で豊かに広げれば良い。過度に声色で表現することは、むしろ聞く人(得に子どもの場合)のさまたげになる」とのこと。深く納得させられた。

11月18日

幼稚園から借りてきたグリムをたくさん読んだ日。

11月19日

午後からワークショップ。子どもに向けてのワークショップはまだまだ経験が必要。だれでも初めは初心者だと思って先に進むしかない。

11月20日

甲府のイベントの稽古。「山奥の生活」というブログを読む。女性のログハウス山奥一人暮らしの記。なんでも一人でDIYするしかない。システムキッチンやトイレの配管に至るまで自作している。読み進めていくと、まるで自分が山奥で生活しているような錯覚を覚える。清々しい孤独感。しかし何もないところで一人生活していくことはとにかく大変そうだがとてもかっこいい。

11月21日

甲府で会場セッティングの打ち合わせと稽古。

11月22日

ひたすら眠い。夜は鍋。今まで日本酒の美味しさがわからなかったが、「景虎」というお酒に初めて感動した。

11月23日

午後人形劇の稽古。夕方から「山奥の生活」に出てきたバナナケーキなどを焼く。ケーキはまあ失敗。おかし作りに限らず料理は日々の経験と試行錯誤。

11月24日

風邪ひいている。朝から幼稚園。人形劇の稽古。宝探しゲームの景品作り。夜はデザイン仕事。

11月25日

風邪少し良くなる。人形劇の稽古と照明セッティングなど準備。

11月26日

幼稚園のオープンディ。人形劇の朗読をする。園庭のデッキをお父さんたちが修繕したり、お母さんたち手作りの焼き菓子を堪能しました。終了後、先生たちと仮店舗営業中の「かな井」へ。のりとわさびの「花巻そば」をチョイス。

11月27日

『荒野の用心棒』続けて二度見る。うーん、おもしろい。夜は雨。風邪の治りが芳しくないので稽古場へ行くのを諦めた。

11月28日

午前中なんとなく気が向いて谷保天満宮へ。おみくじをひく。「心やわらかに他人とつきあいなさい」とのこと。

昼から甲府で稽古。会場セッティングに思ったより時間がかかりそう。でも話し合いながらゼロから空間を作り上げていく作業は楽しい。大きなヒンメリを会場に吊り下げる予定。オイリュトミーユニット、コルヴスなどの舞台設営でつちかったノウハウがここに来て役に立っている。甲府駅まで送ってもらった帰り際、もぎたて大根と手作りりんごジャムをいただく。新聞紙に包んだ大根を持って電車に乗った。

11月29日

デザイン入稿作業の合間にホットケーキを焼きまくった一日。全粒粉とバターミルク入りの粉を混ぜたり、りんごジャムを混ぜ込んだり。フライパンに油が馴染んできた2枚目くらいからうまく焼け出すのが楽しくて止まらない。

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12月2日

午前中、甲府から律香さん来て稽古。幼稚園に置かせてもらっていた照明機材をピックアップ、甲府のみなみ音楽教室まで運んでもらう。「Cafeここたの」でランチ。この日のメニューはハンバーグだったのでピザトーストのハム抜きを頼む。ここで働いている人は一橋大学の学生さんと市民スタッフ。おばあちゃんの作ってくれる料理のような懐かしい味が楽しめます。

12月3日

夜、幼稚園でりんごろうそくの会。

もみの木の枝で作られた螺旋形の道の上を、りんごろうそくを両手でしっかりと持った子どもが緊張したおももちで歩いていく。その姿は童話で暗い森の中を一人進んでいく子どもの姿を彷彿とさせ、子どもたちのこれから歩いていく人生を応援せずにはいられない。子どもたちの歩くリズムにその子の内面世界が表現されていることも興味深く、オイリュトミーにおける「歩行」の練習の大切さをあらためて実感させられた。

事前にりんごを磨いて輝かせることで、そのりんごが自分にとって特別なりんごになる。またろうそくも、数日前から蜜蝋を溶かして子どもたち自身が作ったもの。

このような準備をすることは、まわりの大人にとって決して簡単なことではないが、物と自分の関係性、ひいては循環する地球上の生命との関係性を間接的に体感する機会をつくることは、合理性と利潤追求を優先する社会においてはとても大切なことだ。

帰り道、国立駅前のイルミネーションがバージョンアップしていた。

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ろうそくが燃え尽きたあとのりんごろうそく

12月4日

午前中、自主学校「遊」の「遊まつり」へ。人形劇を見る。シュタイナー系の人形劇では、さまざまな色に染めわけたシルクの布が、場面転換装置のほぼ全てである点が興味深いところだ。説明しすぎず、見る人の想像力に託す、という姿勢が一貫している。