今年もありがとうございました2022

匠の調整風景

お気に入りのアパート群

中野。「味王」に通った思い出。

クルっと巻き上がっているところが「ぷんっ」と跳ね上がる瞬間を見た。種。

お土産でいただいたビールです

今年は夏以降、ほとんど家に居られなくて、サブスクリプション契約を全て破棄し映画を観ていなかったのですが、年末になってやっと色々見たりできている。

『西部戦線異状なし』(エドワード・ベルガー 2022年度版)
『マトリックス・レザレクションズ』
『仁義なき戦い』
『仁義なき戦い 広島死闘篇』
『仁義なき戦い 代理戦争』
『仁義なき戦い 頂上作戦』
『仁義なき戦い 完結篇』
『ボーイズ・オン・ザ・フット』
『秋刀魚の味』
『孤狼の血』
『楽園の夜』
『コンフィデンシャル/共助』
『犯罪都市』
『失くした体』

悪い奴がたくさん出てくるれば来るほど映画はおもしろいものだ。人間はどこまで悪になれるのかという問題。


『楽園の夜』済州島の風景が印象に残る。いつか行ってみたい。水刺身という料理も気になった。
『仁義なき戦い』シリーズは戦後の日本の風景が写っているのが貴重だ。たった77年前の風景とは思えない。
『秋刀魚の味』もはや笠智衆に親近感を感じる年齢に。
『犯罪都市』ソウルの裏通りがたくさん見られる!!
『失くした体』フランスのアニメーションで非常におもしろかった。意外に哲学的な内容でえぐられた。生きていくしかない。

他には、東京都写真美術館に井上春生監督の『眩暈 Vertigo』を見に行き大いに励まされた。この作品は井上監督がタイトルを何にしようと考えているときに飲みの席でご一緒していたこともあり、完成した作品を見ることができて勝手に感慨深い思いを抱いた。

三鷹scoolにジョンのサン「予定の服」を見に。最初のコントの中で最初の曲が始まった時にいたく感動する。音楽のハーモニー以上に素晴らしい瞬間ってこの世にあるのか。

メタセコイアの化石をめぐるツアーに参加しました

上総層群寺田層

 メタセコイアの樹液の化石である琥珀を探すというツアーに参加しました。

首都圏の地下には上総層群と呼ばれる層が3,000メートルの厚さで存在しているそう。その中でも多摩丘陵西部の地層の細かく分類された一部が寺田層。

弦巻橋より浅川を望む。約200~250万年前の地層が川の侵食などによって表出。

 メタとは「後の」「違った」などの意味。メタセコイアは「生きている化石」と言われるスギの一種で、その樹液の化石が琥珀になる。今回はその琥珀を探してみるツアーです。

晴れた日のJR西八王子駅のメタセコイア

メタセコイア化石林に到着。炭状になった200万年前の樹木を見る。白い地面に黒い炭の塊がそこかしこにあり。200万年前には象もいたらしい。



 200万年前の松ぼっくりと駅前にも生えていた木の現在の松ぼっくりを比較。時という形のないものが具現化される。

化石は完全に石になる前の状態とのことですが、これは石になっているようにみえる。果てしない時が流れた。

人間の頭くらいの大きさの穴は象の足跡だそう。先生に示してもらわないと、ただの穴にしか見えない。先生の目には違う世界が見えている。

「200万年後に誰かが見つけなければそのものはただそこにあるだけで誰にも気づかれない。誰かが価値を見出さなければ、ただの風景。そういうものに気づいてもらいたい。」と、案内してくれた化石の先生は言っておられました。慧眼。

 琥珀(アンバー)を発見。メタセコイアの樹液です。若い化石、樹脂が半化石化したものををコーパルと言うそうです。

これも普通に地面を見ているだけだと分からないのですが、先生持参のブラックライトで照らすと青く光ります。

先生が磨いたものがこちら

 何気なく散歩をしていたところに数百万年前の軌跡があることに驚きました。そして、それを見つける研究者の目が沢山ある、ということにも。

冬の初めの空気の中に揺れるススキ

 興味を持ってみれば世界は未知に溢れている。何事に関しても視野を広く持ちたいものです。

アドヴェントガーデン 時の流れを感じたく…


12月25日から逆算して4週目の日曜日から、クリスマスまでの4週間。4本の蝋燭を準備して毎週一本づつ灯す。

冬至へと向かう、一年のうちで最も闇が濃い時期に行うリバースの儀式。それがアドヴェント(待降節)ガーデンです。闇を光に転換するわけです。

私の勤めているシュタイナー系の幼稚園でも毎年行われます。

もみの木の枝で作った渦巻き状の道を子供達がりんごろうそくを持って厳かに進み、渦の中央にある親ろうそくから光を分けて暗い道に灯していきます。

渦巻きを行って戻るという行為に象徴された死と再生の時間。

先生たちは蜜蝋のろうそくを作り、りんごを磨き、もみの木をどこからか切り出してきます。

大変な苦労だと思いますが、そうして行事が行われていくプロセスが、今は失われつつあり、それ自体が貴重な体験だなーと思います。

にわの様子
鉱物、植物、動物(ろうそくの蜜蝋)のそれぞれを飾る

【出演情報】CORVUS新作公演「World’s End Underground/即狂空間」

 「World’s End Underground/即狂空間」仙台公演に続きまして、東京公演にも出演致します。ここ20年ほどはオイリュトミストとしてオイリュトミーしかやってこなかった私なのですが、今回はまったく違うことに挑戦。

 CORVUS【コルヴス】は鯨井謙太郒と定方まことにより、2010年に結成されたユニットです。12年間の活動を一区切りし、この公演をもって創造的解体となるとのこと。近年はオイリュトミーではなく、ノイエ・オイリュトミーと銘打った活動に注目が集まっています。

皆様ぜひ中野テルプシコールまでおいでください。
https://lit.link/WEU

「World’s End Underground/即狂空間」東京公演

 @中野テルプシコール

出演  鯨井謙太郒|酒井直之*12/15,16は休演|定方まこと|野口泉
ピアノ 上田早智子*12/15,16のみ 

12月13日(火)19:30 + 川村美紀子

12月14日(水)19:30 + 工藤丈輝

12月15日(木)19:30 + TOJU

12月16日(金)19:30 + TOJU

12月17日(土)15:00 + 川村美紀子

12月18日(日)15:00 + 工藤丈輝 

【料金】 

一般前売4,000円 

一般当日4,500円

 U-25(前売/当日)3,000円

高校生以下(前売/当日)2,000円 

ご予約 カンフェティ http://confetti-web.com/weu-tokyo/